高速道路のトラブル救援も“自腹”で駆けつけてます…JAFが訴えた理不尽な現状「それ、できませんかね?」

高速道路の料金などを議論する国交省の部会で、JAFが事故・故障時のロードサービスに関する課題を提起しました。救援に駆けつけるロードサービス車両も、通行料金は“自腹”という現実が明らかになりました。

待つ場所がない 同乗者は置き去り?

 高速道路上における自走不能時の対応は、車両を路肩にできるだけ寄せて停め、ロードサービスが来るまでの間、乗員は必ずガードレールの外側で待つ必要があります。路上に出ていたことで、自走不能車両に追突する二次的な事故が発生し、命を落とした例もあります。この緊急対応を確実にするための提言もJAFは行いました。

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事故などの際にはガードレールの外側に避難することになる。もしもの非常電話の設置も減っている(中島みなみ撮影)

 国土幹線道路部会の委員から、必要と思われる設備は何かと促されての回答です。JAFロードサービス部担当者が話しました。

「2点あって、1つは避難場所。路肩で停止した場合、それに適した場所がないケースが多々ある。何メートル間隔という形でもいいので、確実にあればいいかなと思う」

 ガードレールの外側での待機が期待できるのはNEXCO系の高速道路の一部に限られます。外側で待機ができる場所でも、構造的に傾斜の頂上か谷底ということもあります。ロードサービスの到着時間は30分~60分。何かできることがあるのではないでしょうか。

 実は、こうした問題が切実になることもあります。それがJAFが話すもう1つの要望です。

「多数乗車している車両に出動した場合、2名までならレッカー車に同乗してもらうことができる。ところが、3名以上いると、残った人は乗れないので、(高速道路外の)安全な場所に戻れないという問題がある。ロードサービスの提供会社側で移動するというのは緑ナンバーの関係でできないので、高速道路会社の方で何らか用意できると非常に迅速な作業につなげることができる」(ロードサービス部担当者)

 ここで、タクシーを頼むことは基本的には不可能です。高速道路は駐停車禁止なので、客を拾うことはできません。地方では深夜早朝の営業がないケースも珍しくありません。統一された見解がないままケースバイケースで、到着した警察や道路管理者の現場対応力に任されているのが現状です。

【何らか割引していただきたい】これが高速道路関係者への「JAFの訴え」です(画像)

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