全長674km「偉大なるローカル線」に2.2kmの「ちょろっと支線」なぜできた? “終点”なのにみんな降りない…変化した運行形態

「偉大なるローカル線」ともいわれ、営業キロ673.8kmを誇る山陰本線には、わずか2.2kmの支線があります。長門市~仙崎間を結ぶ通称「仙崎支線」です。なぜこのような短い支線が作られたのでしょうか。

平日午後の仙崎支線に乗った

 仙崎支線がどのように利用されているのか、2025年11月の火曜に長門市15時55分発仙崎行きと、仙崎16時6分発長門市行きの列車に乗車しました。

 長門市15時55分発の乗客は、筆者(安藤昌季:乗りものライター)を含めて2人だけ。もう一人も鉄道写真を撮影しているので、おそらく鉄道ファン。つまり純粋な生活利用はゼロということになります。

 長門市駅を出発した列車は、山陰本線としばらく並走した後、仙崎支線に入ります。市街地のため沿線は人家が多く、踏切もそれなりにありますが、一方で田んぼも点在します。

 4分ほど走って終点の仙崎駅に到着。金子みすゞ記念館が近隣にあり、観光列車「みすゞ潮騒」、現在は「○○のはなし」が乗り入れているため、かなりきれいに整備された駅です。駅舎内には2019年にできた地元出身の作詞家・大津あきらさんのギャラリーもあります。

 折り返しの仙崎16時6分発長門市行きには、高校生16人が乗車し、私と鉄道ファンの男性を合わせて18人とにぎやかに。しかし長門市にすぐに到着しても、高校生たちは席を立ちません。この列車はこのまま長門市16時17分発・山陰本線上り益田行き普通列車として運転されるためです。つまり、時刻表上は直通列車ではないものの、実質的には仙崎→益田の直通列車ということになります。

【写真】これが仙崎支線の車窓と終着駅です

最新記事

コメント