全長674km「偉大なるローカル線」に2.2kmの「ちょろっと支線」なぜできた? “終点”なのにみんな降りない…変化した運行形態

「偉大なるローカル線」ともいわれ、営業キロ673.8kmを誇る山陰本線には、わずか2.2kmの支線があります。長門市~仙崎間を結ぶ通称「仙崎支線」です。なぜこのような短い支線が作られたのでしょうか。

盛況だった代行バス

 せっかくなので、元々一つだった美祢線の代行バスにも乗車します。長門市16時34分発・厚狭行きの美祢線代行バスには、13人が乗車していました。大半が高校生ですが、高齢者も乗っています。

 伊賀町で1人乗車、長門湯本で3人下車・3人乗車と動きがあります。重安は乗降なし。大きな動きがあったのは美祢で6人下車・24人乗車となり、車内は立客も出る盛況ぶりです。美祢には長門市行きのバスを待つ数十人の高校生もおり、この区間でかなりの需要があることがうかがえます。

 南大嶺でさらに2人が乗車、厚保で2人が下車、終点の厚狭では39人が下車しました。代行バスは駅に立ち寄りながらも鉄道並みの所要時間にするためか、スピードを出しており、余裕のないダイヤで運転しているように感じました。

 美祢線は鉄道では復旧せず、BRT(バス高速輸送システム)によるバス転換になるようですが、せめて軌道を専用道路化して高速化できる区間は活用してもらいたいものです。

【写真】これが仙崎支線の車窓と終着駅です

Writer:

ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。

最新記事

コメント

2件のコメント

  1. もし美祢線なら、廃線になってたか?

  2. 美祢線の代行バスの停留所は鉄道駅に対応したものだけだと思っていたのですが、「伊賀町」という停留所があってそこから乗れるとは初耳でした。どのあたりでしょうか。

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス