岡山の軽便鉄道「下津井電鉄」の廃客車リノベ企画始動 クラウドファンディングで資金調達

かつて瀬戸大橋のたもと、岡山県の児島半島を走った下津井電鉄の廃客車をよみがえらせるプロジェクトが始動しました。クラウドファンディングで事業資金を募集中です。

将来的にはカフェに

 出資への返礼品として、下津井電鉄のポストカード・復刻乗車券セットや、オリジナルの車両模型、ジオラマセットなどが提供されます。

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出資者には、復刻乗車券や車両模型などの返礼品が用意される(写真出典:下電ホテル)。

 移設後は内外装を修復し往時の状態を復元。さらに一般公開やイベント展示などを行い、将来的にカフェ、イベントスペースなどとして活用することが目標とされています。

 下電ホテルの永山久徳社長によると「下津井電鉄運行当時の事を知りたい、車両を間近で見たい」との声が廃線から25年が経過した今でも多くあることから、創業90周年の記念事業のひとつにしたとのこと。クラウドファンディングは、資金調達よりもファンへの呼びかけの意味合いが強いそうです。永山社長は「今後の修復や活用にも参加していただき、一緒に盛り上げていきたい」としています。

【了】

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コメント

5件のコメント

  1. 50年近く昔、鷲羽山に行ったときに下電を利用しました。

    その頃は、電車の乗降扉にドアエンジンがついていず、車掌さんがホームを走り回って閉めていたことを懐かしく思い出します。

  2. 他の保存車両はどうするんでしょうね?

    解体でしょうかね。

  3. 本当に恒久的に維持できるかどうか心配です。保存会という、会社経営による維持でなくホテルによる維持の場合、ホテルの経営に左右されて解体されることもありえます。実際そういう事例は数多くあります。

    下津井駅跡よりもホテルの敷地に保存する歴史的重要性はありますか?今の保存位置のままで出来ることを探るほうが、地域にとってずっと高い価値を創出できる気がしてなりません。移設費用に投資するよりは全車両のメンテナンス費用に投資したいと思います。

  4. 文章を間違えました

    誤:保存会という、会社経営による維持でなくホテルによる維持の場合、

    正:保存会による維持でなくホテルによる維持の場合、

  5. 走らせるのかと思いましたが、「クハ」と貨車では無理ですね…