JALグループ、ATR製旅客機を初導入 人気席は前でなく後ろに? その特徴とは

「鹿児島らしい意味」を持つ機体のハイビスカス 今後は屋久島などへ

 鹿児島に到着したJACのATR42-600型機は今後、操縦や整備などの訓練を経て、2017年4月26日(水)以降に鹿児島~屋久島間、鹿児島~沖永良部間で1往復ずつ就航する予定。そして5月8日(月)以降は鹿児島~屋久島間が1日2往復になり、5月25日(木)以降は鹿児島~奄美間にも1往復就航する見込みです。

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機体にハイビスカスが描かれたJACのATR42-600初号機。右側の大きな花が「鹿児島」で、そこから左下へ広がる小さな花で鹿児島県の7離島を表現(2017年1月、恵 知仁撮影)。

 またJACのATR42-600型機は、初号機と2号機が、地元・鹿児島のタラデザイン専門学校とコラボレーションした特別デザインになります。鹿児島県の離島では多くの自治体がハイビスカスを「市町村の花」として採用しており、それを機体にデザイン。「水引」のような5本のラインで地域と地域、人と人を結び、さらに子どもたちの夢、人々の思い、過去から現在、未来をも永遠につないでいきたいという思いを込めたといいます。

 現在、JACは標準座席数74のボンバルディアDHC8-Q400型機を9機、標準座席数36のSAAB340B型機を9機、合計18機を運用していますが、新型のATR42-600型機は基本的に、SAAB340B型機と入れ替える形で導入する予定とのこと。JACはしばらく3機種体制での運航になります。

 なおATR42-600型機はJACにとって、2003(平成15)年に就航したDHC8-Q400型機以来10年ぶりの新型機。また、ATR42-600型機と入れ替えになるSAAB340B型機がJACで就航したのは1992(平成4)年です。

【了】

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コメント

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2件のコメント

  1. タヒチの国内線のほとんどは、この機体なので、非常に馴染みの深い機体です。特に乗り心地が・・・と言う感想はありませんが、何しろ巨漢のタヒチ人でも座るのに不便は感じませんので、座席にはかなりの余裕があるのかも?日本でも乗ってみたいと思います。

  2. 遊覧飛行に乗ってみたいです✈️無料でしたら