「北極点にも行ったタフなバイクなんだけどな…」 なぜ“おしゃれバイク”として超絶大ブレイク!? 「ヤマハTW」40年後のいま
1990年代のバイクシーンを語る上で欠かせないのがヤマハ「TW200」です。道なき道を走破するアドベンチャーバイクとして登場しましたが、後に若者たちのファッションアイテムとして大ヒットしました。
ライバルに“ほんのちょっとだけ排気量アップ”で対抗!?
しかし、この2000年には、中古車市場でTW200と人気を二分していたホンダのダートトラックモデル・FTRが、FTR223(223cc)として復活。TW200Eの人気を脅かす存在になりました。
このFTR223の登場を受けてか、ヤマハは2002年にTW225へとモデルチェンジ。FTR223に対し、2cc大きい225ccという点で、ユーザーを獲得しようという思惑を感じます。
しかし、2006(平成18)年の排出ガス規制に適合させることなく、2007年モデルのTW225を最後に生産終了に至ります。20年というロングセラーモデルであり、90年代のバイクブームを牽引した「類まれなる名車」と呼ぶに相応しいと思います。
また、日本での生産終了後も、北米・欧州では以降も人気が続き、2025年には北米向けの「2026年モデル」が発表されました。フロントのディスクブレーキなどを採用しながらも、角目・バルーンタイヤなど、ほとんど初代TW200のようなルックスのモデルでした。
ここまでを振り返ると、90年代に思わぬカタチでヒットしたTW200が今、北米で「本来のモデル」としての評価を得ている、という状況です。
ここ数年のホンダのアイコニックモデル、ハンターカブ、ダックス、モンキーなどと同様に、「初代そのまま」の格好でTW200が復活すれば、改めて「本来のモデル」の素晴らしさが評価されるだろう、と思うのは筆者だけでしょうか。
Writer: 松田義人(ライター・編集者)
1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。





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