100km/hでもミリ単位を「検知」 高速道路のドクター、その名は「ロードタイガー」

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 この最新型「ロードタイガー」は6代目にあたり、初代は1984(昭和59)年に開発されました。それまでの人力による路面性状測定は、前述のように車線規制をしつつ1日数kmしか実施できなかったそうですが、初代の導入から車線規制の必要がなくなり、そして6代目は1日1車線あたり150kmのデータ測定が可能だそうです。

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車両後部の下方にはハイドロランプを装備。路面を照らし、上に張り出たカメラで撮影することでひび割れを測定する(2017年1月25日、中島洋平撮影)。

 6代目「ロードタイガー」は、2017年夏ごろの運用開始を予定。年間110日程度の稼働を想定しているといいます。

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主要な測定機器は車内後部に配置されている(2017年1月25日、中島洋平撮影)。

 ちなみに「ロードタイガー」の「Tiger」は、Take(捉える)、Inspect(検査する)、Gaze(熟視する)、Exact(正確な)、Rapid(すばやい)の各頭文字をとったものだそうです。

【了】

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