衝撃! 米空軍戦闘機が撃墜 ハイテク戦でも「ゼロ」にできない誤射の事故 ドローン時代でさらに混迷?
3月2日、中東のクウェート領空でアメリカ空軍のF-15E「ストライクイーグル」3機が撃墜されるという事故が発生。一体どのような状況だったのでしょうか。
「戦時下の混乱が根本的な原因になっている!?
これらの誤射はいずれも技術的なトラブルや運用面の情報共有不足といった直接要因がありますが、どの事例にも根底には“戦場の混乱”が存在します。
戦場では無数の飛行物体が行き交い、友軍機、民間機、敵機、さらには高速で接近するミサイルやドローンが同じ空域に存在します。
今回の「エピック・フューリー」作戦において、アメリカ軍は約150機の軍用機を中東地域に展開させ、これにイスラエル空軍も作戦に加わりました。これに対して、イランは報復としてペルシャ湾地域のアメリカ軍基地と民間施設に対してミサイルとドローンでの攻撃を行ない、クウェートにも178発の弾道ミサイルと384発のドローンが発射されています。
被害はアメリカ軍が駐留しているアリ・アル・サレム空軍基地だけでなく、クウェート国際空港やクウェート市内などの民間施設にも及んでいます。
つまり本件の誤射は、クウェートが実際に攻撃を受け、迎撃を続けていた最中に発生したものであるという訳です。平時とは比較にならないほど複雑で高圧的な状況下で起きた事案だったといえます。
結局のところ、現代戦における誤射は兵器の欠陥や単純な操作ミスだけで説明できるものではありません。ミサイル、ドローン、友軍機、民間機が同じ空域で同時に動き回る状況において、どれだけIFFやデータリンクが進化しても、友軍誤射という事態を完全に排除することはできず、むしろ安価なミサイルやドローンが大量投入されるようになった現代の戦場では、そのリスクは確実に増しているといえるでしょう。





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