衝撃! 米空軍戦闘機が撃墜 ハイテク戦でも「ゼロ」にできない誤射の事故 ドローン時代でさらに混迷?

3月2日、中東のクウェート領空でアメリカ空軍のF-15E「ストライクイーグル」3機が撃墜されるという事故が発生。一体どのような状況だったのでしょうか。

「戦時下の混乱が根本的な原因になっている!?

 これらの誤射はいずれも技術的なトラブルや運用面の情報共有不足といった直接要因がありますが、どの事例にも根底には“戦場の混乱”が存在します。

戦場では無数の飛行物体が行き交い、友軍機、民間機、敵機、さらには高速で接近するミサイルやドローンが同じ空域に存在します。

Large 20260308 01

拡大画像

「エピック・フューリー」作戦でトマホーク巡航ミサイルを発射するアメリカ海軍のイージス駆逐艦(アメリカ海軍)。

 今回の「エピック・フューリー」作戦において、アメリカ軍は約150機の軍用機を中東地域に展開させ、これにイスラエル空軍も作戦に加わりました。これに対して、イランは報復としてペルシャ湾地域のアメリカ軍基地と民間施設に対してミサイルとドローンでの攻撃を行ない、クウェートにも178発の弾道ミサイルと384発のドローンが発射されています。

 被害はアメリカ軍が駐留しているアリ・アル・サレム空軍基地だけでなく、クウェート国際空港やクウェート市内などの民間施設にも及んでいます。

 つまり本件の誤射は、クウェートが実際に攻撃を受け、迎撃を続けていた最中に発生したものであるという訳です。平時とは比較にならないほど複雑で高圧的な状況下で起きた事案だったといえます。

 結局のところ、現代戦における誤射は兵器の欠陥や単純な操作ミスだけで説明できるものではありません。ミサイル、ドローン、友軍機、民間機が同じ空域で同時に動き回る状況において、どれだけIFFやデータリンクが進化しても、友軍誤射という事態を完全に排除することはできず、むしろ安価なミサイルやドローンが大量投入されるようになった現代の戦場では、そのリスクは確実に増しているといえるでしょう。

【画像】やってしまった!? 2025年に誤射してしまったミサイル巡洋艦です

最新記事

コメント

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス