「普通免許で運転できるトラック」なら仕事ラクですよね? 大型はキツそう…? ドライバーの仕事の実態とは 「すぐ転職することになりかねない」と専門家
トラックドライバーになるハードルを下げる「普通免許で運転できるトラック」が売れています。ただ、トラックの運転免許には種類があり、それぞれできることも変わってきます。もしトラックドライバーに就職を考える場合、気を付けるべき点は何でしょうか。
労働時間厳守などで「働きやすく転職しやすい」メリットも
気になるその「働き方」についても、島崎准教授によれば「車格だけで判断できるものではない」といいます。
「トラックドライバーの体力に大きく影響するのは主に『積み下ろし作業』になるかと思います。この『積み下ろし作業』も、荷物の種類によって大きく違います。宅配便などの小口荷物では手積み・手おろしが中心で、特に各家庭や店舗への配達は体力を使う仕事です。
一方で、フォークリフトやロールボックスパレット(車輪付きのカゴ台車)を使えば、荷扱いが比較的スムーズにできます。重量物はクレーンや重機で積み下ろしを行うことも多く、タンクローリーのような液体輸送では、ポンプやホースで自動的に積み下ろしする仕組みが整っています。 コンテナ輸送ではドライバーが中身に触れず、運搬だけを担当するケースもあります。
このように、『積み下ろし』の大変さはトラックの車格に限らず、『扱う荷物の性質』によって変わってきます」(島崎准教授)
ここまでの島崎准教授の解説を受けると、仮に「普通免許で乗れるエルフミオみたいなトラックがあるんだから、俺もトラックドライバー職に就く!」と考えても、「扱う荷物」が強く影響する労働の過酷さなども事前に把握しておかないと、「これはキツい」となりかねない、ということになります。
ただし、島崎准教授は「それでもトラック輸送業界全体では、総じて昔よりはずっと働きやすくなっている」と言います。
「トラックの車格を問わず、労働時間の上限規制が強化された影響で、昔のように『走り続けて稼ぐ』スタイルは減り、その分働きやすい環境が整ってきています。各種免許の取得には、費用がかかりますが、最近では会社負担で免許を取らせてくれるところも多くあります。
さらに、ドライバー業界では転職や職種の変更が比較的珍しくなく『別の荷物を運んでいる会社』に移る人、あるいはバス・タクシーなど『人を運ぶ仕事』に転身する人や、たとえば介護や子育てをすることになった場合など、自分の生活の変化に合わせて長距離から近距離に移る人もいます。こういった点で見ると『働きやすい』『ツブシもききやすい』職種だと思います」(島崎准教授)





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