「普通免許で運転できるトラック」なら仕事ラクですよね? 大型はキツそう…? ドライバーの仕事の実態とは 「すぐ転職することになりかねない」と専門家

トラックドライバーになるハードルを下げる「普通免許で運転できるトラック」が売れています。ただ、トラックの運転免許には種類があり、それぞれできることも変わってきます。もしトラックドライバーに就職を考える場合、気を付けるべき点は何でしょうか。

「下から始めて上を目指す」のもアリ

 トラックドライバーを志す場合、エルフミオなどの普通免許で運転できる車格のドライバーから始めて、「自分に向いている」と思えば、さらに車格を変えたり、「扱う荷物」が違う会社に転職するのも良さそうです。

「普通・準中型・中型・大型をすべて扱う運送会社では、小さい車格のトラックから経験を積ませてもらい、段階的にステップアップできる仕組みを設けているところもあります。たとえば『将来的には、大型トラックに乗りたい』と考えている人でも、まずは普通自動車で運転できるトラックから始めてみるのは良いかもしれませんね」(島崎准教授)

 最後に、トラックドライバー志願者について、島崎准教授はこう助言をくれました。

「トラックドライバーの魅力は、大部分の時間が一人で運転する仕事であること。社内の人間関係に気を取られることが少なく、運転が好きな人にはこれ以上ない仕事です。逆にコミュニケーションが好きな人は、寂しくなることがあるかもしれませんが……。

もちろん、安全への責任は重いですが、『人間関係が楽』『生活に合った働き方を選べる』という自由さは、この仕事ならではの魅力だと思います」

 結局のところ、トラックドライバーを志した場合「どの車格のトラックに乗るか」ではなく、自分の体力・生活リズム・興味に合わせて、どんな荷物をどんな形で運ぶかを考えることが大切だということです。

「トラック業界はドライバー不足であり、その分、志願者の選択肢が広がっていると言って良いと思います。まずは一歩踏み出して、実際に経験してみることが、長く続けられる働き方を見つける近道だと思いますよ」(島崎准教授)

なお、島崎准教授は運転⼼理と安全リスクなどについて解説するポッドキャスト番組『プロフェッショナルドライブ』を配信しています。元トラックドライバーで交通⼼理⼠、さらに現役の⼤学准教授というマルチな⽴場から、運転にまつわる多彩なトピックを展開しています。

【画像】これが「それぞれの免許」で運転できるトラックです!

Writer:

1971年、東京都生まれ。編集プロダクション・deco代表。バイク、クルマ、ガジェット、保護犬猫、グルメなど幅広いジャンルで複数のWEBメディアに寄稿中。また、台湾に関する著書、連載複数あり。好きな乗りものはスタイリッシュ系よりも、どこかちょっと足りないような、おもちゃのようなチープ感のあるもの。

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