日本唯一の元南海「ズームカー」貸切ツアー開催 元近鉄車両との共演も 大井川鐵道
大井川鐵道が、日本で唯一となった元南海21000系電車「ズームカー」の貸切乗車ツアーを開催。こだわりのヘッドマーク掲出や元近鉄車両との共演などが企画されています。
一畑の「ズームカー」引退で「唯一」に
大井川鐵道(静岡県島田市)は2017年2月2日(木)、元南海電鉄21000系電車の貸切乗車と撮影会を楽しめるツアーを開催すると発表しました。
21000系は1958(昭和33)年から製造された車両です。かつて南海電鉄では、大阪市内から高野山方面に至る路線で急行列車などに使用され、「ズームカー」とも呼ばれていました。大井川鐵道には1994(平成6)年と1997(平成9)年に2編成4両が導入され、南海電鉄時代と同じカラーリングで使用中です。なお、同型の車両は島根県の一畑電車でも走っていましたが、2017年1月に営業運転を終了。現役として走っているのは大井川鐵道だけになっています。
21000系貸切乗車ツアーは2月26日(日)に開催。2両編成で新金谷駅(静岡県島田市)を9時50分に出発し、千頭駅(同・川根本町)へ移動します。先頭部には南海時代を髣髴(ほうふつ)とさせる「マル急」ヘッドマークが掲出されます。
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