8両編成なのに「前4両は乗れません」なんで⁉ 高蔵寺駅で発生する“車両封鎖”の謎 きっかけは万博
平日夕方の高蔵寺駅に現れる、前4両のドアが固く閉ざされた「半分乗れない8両編成」の直通電車。なぜわざわざ車両を封鎖するのでしょう。次の駅へ向かうと、かつて開催された「愛知万博」が残した意外なホームの秘密がありました。
平日夕方限定のレア光景! 高蔵寺駅の「ドアカット」とは?
愛知県のJR中央本線にある高蔵寺駅では、他ではなかなかない珍しい光景を見ることができます。それが「ドアカット」と呼ばれる運行方法です。見られるのは平日の夕方限定、しかも17時以降、1時間に1本のみと限られます。
どのような運行をしているのか、足を運んで見てきました。
場所は、愛知県春日井市にある高蔵寺駅。春日井市は名古屋市の北側に隣接する人口30万人の街ですが、なかでもこの地域は、名古屋圏のベッドタウンとして開発された「高蔵寺ニュータウン」を有する、市内有数の人口密集エリアです。
人口が多い地域だけに、駅も相応の規模があります。乗り入れ路線は2本あり、メインはJR中央本線です。この路線は名古屋駅と東京駅を結ぶ大動脈で、高蔵寺はその途中駅になります。
もう1つが、愛知環状鉄道線です。環状とありますが、こちらは高蔵寺駅を始発とし、愛知県岡崎市にある岡崎駅を結ぶ路線となっています。
愛知環状鉄道の年間利用者数は1700万人前後で、決して小さくはありません。しかし、JR東海の中央本線に比べるとさすがに小さな路線です。今回の「ドアカット」は、それら路線の規模感によって生まれたといえます。
ドアカットを行うのは、JR中央本線から愛知環状鉄道へと乗り入れる、名古屋駅発・瀬戸口駅行きの8両編成の電車です。名古屋駅から高蔵寺駅までは、中央本線の他の電車と同じように停車駅では全車両のドアが開閉します。変化があるのは高蔵寺駅に到着してから。まず高蔵寺駅で乗客が下車すると、一旦全車両のドアが閉め切られます。
その後、車掌が乗客を後方4両に誘導しつつ、前方4両の貫通扉をロック。それが終わると後方4両のドアだけが開き、乗客を迎え入れます。この際、前方4両のドアは閉まったままとなり、乗り降りできません。この一部の車両のドアだけを開閉させない状態を「ドアカット」と言います。





本文を読んでも理解しづらい方のために補足申し上げれば、万博輸送中はJRから10両編成が乗り入れしましたが高蔵寺から万博中央駅まではノンストップとしたため、途中駅のホーム長さは問題となりませんでした。その後の4両での乗り入れ運転が再開されて徐々にホーム拡張がされてきたんですね。
名古屋から乗って、高蔵寺駅でアナウンスがあっても自分が何両目に乗っているか車内で確認する方法がなくて移動が必要なのか否かわからなくて困った思い出