0系新幹線の「鼻のナカ」何があるか知ってますか? 今だから話せる「新幹線の頭脳」の意外な使われ方 「パイプ椅子があってね」

初代新幹線車両の0系新幹線。愛らしい丸みを帯びた「団子鼻」と、航空機のように高い位置にあるコックピットの裏側には、一般の乗客が決して知ることのない特別な空間が隠されていました。

新幹線運転士は「最後のぽっぽや」でもあった

 電子マンガ『世界最速の誇り! 昭和の0系新幹線物語 元運転士が語り継ぐ 最後のぽっぽや達の裏話』について、にわさんは次のように話します。

「今はデジタル化が進みましたが、私が運転していた0系新幹線はまるで生き物のようなアナログな物体でした。先輩や同僚たちは、それを技術と経験で乗りこなす、誇りや強さをもった運転士の集団でした。蒸気機関車の機関士出身の先輩もいて、“最後のぽっぽや”という表現がピッタリだと思います。一方で、おおらかだった時代でもあり、“今だから話せる”できごとも多かったものです。そのような人間味にあふれ、情に厚い昭和だからこそのエピソードを盛り込みつつ、昭和のぽっぽや達の姿を、語り継いでいけるマンガになればと思っています」

 漫画の作画は、『ドカベン』で有名な故・水島新司さんの最後のお弟子さんである「ぶらいかん」さんです。すべて手描きでスクリーントーンも丁寧に切り貼りされているといいます。

※にわあつし(作家)…1951年静岡県生まれ。高校卒業後、日本国有鉄道(国鉄)に入社し、整備士などを経て東海道新幹線の運転士に。国鉄分割民営化の直前まで務め退職。その後は鉄道と旅行を中心としたライター・写真家として活動。おもな著書に『東海道新幹線 運転席へようこそ』(新潮社)、『0系新幹線運転台日記』(天夢人)、マンガの原作に『ゼロ・ケイ』(イカロス出版)など。日本旅行作家協会会員。

【画像】「団子鼻」のなかはこうなっていた!こう使われていた!(マンガで読む)

Writer:

1972年埼玉県浦和市(現・さいたま市)生まれ。雑誌「旅と鉄道」元編集長。26年間にわたる編集プロダクション、出版社勤務において、編集者として400点以上の雑誌、ムック、書籍を制作。2024年に独立し、旅や鉄道の、編集・執筆/プランナー/アドバイザーを業務とした「magarail まがれいる」を立ち上げる。

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