「プロペラ機」がジェット機より速く着く!? 令和の空でターボプロップ機が選ばれる理由 じつは “最適解”のケースも
日本の航空会社では、ジェット旅客機が主流です。しかし「プロペラ機」も、ごく短い距離を飛ぶ航空会社ではまだまだ使われており、重要な役割を担っています。
運行コストを抑える利点も
琉球エアーコミューターでは、客室後部を貨物スペースに充てた日本独自仕様の「Dash 8-400 Combi(Q400CC)」を導入しています。この機体の大きな特徴は、約660km/hに達する巡航速度です。前出のATR42をはじめとして一般的なプロペラ機が約550km/hであることを考えると、群を抜いて高速で飛行可能であり、離島特有の「生鮮食品や生活物資の輸送」というニーズに対応し、物流の要としても機能しています。
このように、地方・短距離路線において、ターボプロップ機はジェット機と遜色ない所要時間で結ぶことができ、かつ運航コストを大幅に抑えられるという絶対的な利点があります。
2024年に新潟~丘珠(札幌)線で就航したトキエアも、その後着実に路線を拡大しています。ターボプロップ機の機動性に加え、ジェット機と比べ重量が軽いため空港の着陸料を65%程度安くできることを活かし、LCCでありながら座席間隔は狭くしない「ハイブリッド航空」というビジネスモデルの定着が進んでいます。
ターボプロップ機は、「ジェット機の代替(格下)」ではなく、用途に応じた“最適解”のひとつです。「高い経済性と効率性」を両立しているからこそ、地方・離島路線において現在も重用され続けているのです。





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