ロシア軍のミサイル車両が炎上 攻撃の瞬間を捉えた映像公開 既存の防空網では“迎撃困難”な兵器を搭載していた?

ウクライナ国防省情報総局は2026年3月24日、極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射していたとされる沿岸防衛用地対艦ミサイルシステム、K-300P「バスチオン」を撃破したと発表しました。

極超音速ミサイルを発射可能な車両か?

 ウクライナ国防省情報総局は2026年3月24日、極超音速ミサイル「ツィルコン」を発射していたとされる沿岸防衛用地対艦ミサイルシステム、K-300P「バスチオン」を撃破したと発表しました。

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沿岸防衛用地対艦ミサイルシステム、K-300P「バスチオン」(画像:ロシア国防省)

 K-300Pはクリミア半島で撃破されたとのことです。3月24日夜、ウクライナ軍の偵察ドローンが不審な車列を発見し、発射地点まで追跡。車両が停車して発射体制に入る前に攻撃を加えたとみられます。

 同国情報総局は「精密攻撃の結果、K-300Pの発射機1基と高性能なツィルコン極超音速ミサイル2発を破壊し、別のK-300Pの1基にも損傷を与えた」と発表しています。

 ツィルコンは本来、潜水艦や水上艦から発射される艦艇発射型のミサイルです。一方、K-300Pは本来、対艦ミサイルP-800「オニクス」を使用する車両です。

 ただし、改修によってツィルコンの地上発射を可能にしたタイプも存在するとみられており、以前ロシア国営メディアのタス通信に対し、同国国防省関係者が「新たに開発された沿岸ミサイルシステムの発射装置は、ツィルコンとオニクスの両方を使用できる」と発言しています。

 極超音速ミサイルはマッハ5を超える速度に加え、飛翔中に高度な機動や持続的な極超音速滑空を行うとされ、既存の防空網では迎撃が困難とされています。

 なお、今回撃破されたK-300Pがツィルコンを使用可能な車両であったかどうかは、ミサイルの残がいなどが公開されていないため明らかになっていません。ただし、クリミア方面から発射されたツィルコンがウクライナ南部および東部地域への攻撃に使用されていたことは確認されており、同総局は「侵略者による平和な都市への攻撃計画は阻止された」と発表しています。

【画像】K-300P「バスチオン」がミサイルを発射する様子

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