電車の運転席なぜ「左側」ばかり? クルマは右なのに… 実は例外も!「じゃあ法律はどう決まってる?」

日本のクルマの運転席は右側が主流ですが、電車の多くは進行方向「左側」にあります。なぜ車と逆なのでしょうか? その裏には、信号機の位置やSL時代からの歴史、そして乗客の安全を守るための深い理由が隠されていました。

法律の決まりはある? 運転台が右側にある車両の正体

 それでは、右運転台はどのような場合に選択されるのでしょうか。

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電車の運転台は必ずしも左側とは限らない? 画像はイメージ(画像:写真AC)

 これは、ホーム監視や運転取扱いの設計など、運用上の要件に合わせて左右が逆転するケースです。たとえば、ワンマン運転を行う路線において、運転士が座ったままホームの乗降客の安全を確認しやすいよう、あえて右側に運転台を配置するといった例が挙げられます。

 では、こうした運転席の配置について、法律上の厳格な決まりはあるのでしょうか。

「鉄道に関する技術上の基準を定める省令」では、施設や車両に必要な技術上の基準を定めていますが、じつは運転台の左右位置を一律に指定する条文は存在しません。

 つまり運転台の位置は、信号の視認性や乗客の安全確保といった要件を満たすよう、路線や車両ごとの設計思想に基づいて決められているのです。

 電車の運転席が左側にあるのは、日本の鉄道環境において最も合理的かつ安全に走るための工夫の結果といえます。次に電車に乗るときは、運転席の位置と線路脇の信号の関係に注目してみると、新しい発見があるはずです。

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