世界初?「空港の格納庫」に誕生した“動くサウナ小屋”… 離着陸の爆音聞きながら“昇天”する驚愕体験の内容とは

航空会社のスターフライヤーが、北九州空港の格納庫前でサウナが楽しめる体験プログラムを開始しました。世界でも類を見ないであろう、飛行機を間近に感じながら“ととのう”ことができる異色のコラボを体験してきました。

初対面でも仲良く? “サウ活”の醍醐味

 プレス向け発表会が行なわれたのは3月上旬で、当日の北九州空港の夜の気温は12℃、風速は2 m/s。しかし、格納庫内の体感温度はもっと低く寒く感じました。当時の正直な感想は「ここでサウナ入る?水風呂はやめておくか…」と、あまりポジティブではないものでした。

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「STARFLYER BASE KITAKYUSHU ~翼のヒミツキチ~」の一番の特徴は実際に使われている格納庫で宿泊できることで、深夜には運行を終えたスターフライヤーのエアバスA320旅客機がハンガーインする(布留川 司撮影)。

 手早くサウナ用の水着に着替えると、肌寒い外気にすぐにサウナトレーラーにイン。内部は対面で6名が入れるほどの広さがあり、一番奥には薪ストーブはエストニアのHUUMという老舗メーカーの物で、上部にはサウナストーンが積まれ、ここに水を掛けてロウリュウを行なうことができました。

 専属スタッフによって暖められたサウナ内の環境はすばらしく、10分程度で全身の発汗と体の芯までポッカポカ状態に。外に出ると先ほどまで肌寒かった空港の風も心地よく、先ほどは躊躇した水風呂も桶で汗を流してから一気にダイブ。極度な温度差によって体が感じる体感は、痛みではなく、サ活でしか味わえない多幸感に包まれたものでした。同じようにサウナに入った地元テレビ局の方は「あー、冷たいコーラ飲みたいですね、ダイエットじゃないヤツで」と唸っていました。

 体がクールダウンしたのを実感すると、水風呂を出て直ぐに体を拭きます。外気浴が出来るデッキチェアも格納庫前に置かれていました。

 ポンチョを着てデッキチェアに寝そべると、目の前には北九州空港の滑走路があり、時折飛行機が離着陸していきます。北九州空港は24時間運用の空港であり、目をつぶっても飛行機や空港施設が生み出す独自の環境音が耳に優しく響いてきます。

 イベントやキャンプでのサウナ体験の醍醐味は、非日常的な環境で楽しめることにあります。海、山、川など大自然の中で楽しめるサウ活は珍しいものではありませんが、夜の空港で楽しめるのは“翼のヒミツキチ”以外にないでしょう。

 本プログラムの参加費用は1名あたりの33万円(テント1張り2名利用の場合は1名19万2500円)と高額ですが、ここでしか味わえない唯一無二の体験を楽しめるのは間違いなさそうです。

【画像】「格納庫前サウナ」の様子をギャラリーで見る(8枚)

Writer:

雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info

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