港をまたぐ「世界最大級の斜張橋」ついに工事着手へ 陸には橋脚ズラァァー! ここまで進んだ阪神高速湾岸線“延伸部” お金めっちゃかかってる!?

「大阪湾岸道路西伸部」、ついに海上区間の工事も始まります。

神戸港の新たなシンボルになる道路の「超スペック」

 阪神高速5号湾岸線を延伸させる「大阪湾岸道路西伸部(六甲アイランド北~駒栄)」の工事が進んでいます。ついに2026年度からは、神戸港をまたぐ「世界最大級の斜張橋」の工事がついに始まります。

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六甲アイランド入口付近の工事状況。2026年2月(画像:阪神高速道路)

 湾岸線は現在、神戸市東灘区の六甲アイランドで途切れています。ここからポートアイランドを通り、長田区の駒栄までの14.5kmを結ぶのが、現在事業中の区間です。国土交通省と阪神高速道路が共同で事業を進めています。

 その構造はほとんどが橋梁で、阪神高速31号神戸山手線に直結する終端の駒栄地区のみ地下構造となります。これまで主に六甲アイランド内と駒栄で工事が行われおり、前者は2021年からの5年間で橋脚が林立し、一部の橋桁の架設まで進んでいます。

 そしていよいよ、六甲アイランドとポートアイランドを結ぶ海上長大橋の工事に着手するといいます。

 橋の全長は2739mで、神戸港の航路を避けた位置に4本の主塔が建設されます。主塔間の距離(スパン)は653m、基礎からの主塔の高さは213mに達する予定で、完成すれば「世界最大級の斜張橋」になるといわれています。

 この準備のため現場の海上では、施工に必要な地盤データを取得すべく「杭の鉛直載荷試験」を行ってきたといいます。実際の基礎杭と同じ国内最大規模となる直径1.5mの鋼管杭を海に沈めて載荷試験を実施し、得られたデータをもとに基礎工事を始めるとのこと。

 現時点でも、海上に顔を出している試験杭の位置から、橋の架かる位置をたどれるのだとか、なお、主塔の基礎を挿入する支持層は、海面から深さ約60~70mに達するそうです。

 この道路は阪神大震災を経験した神戸の湾岸部を貫くこともあり、六甲アイランド内の橋脚も、国内最大という直径51mmの鉄筋を密に配置しているなど、地震に強くスペックの高い構造物で構築されています。

 神戸港の新たなシンボルになりそうな斜張橋ですが、それだけに費用もかさんでいます。2024年には、事業費が当初の5000億円から6740億円になることが報告され、斜張橋内の車線幅の縮小や、6車線の計画を暫定4車線とすることも含めてコスト縮減を検討するとされました。

 しかもこの増額分は、設計が進んだ海上長大橋の基礎工や、六甲アイランド陸上部の高架橋のみについて判明したことです。もう一つの海上斜張橋を含むポートアイランドから駒栄までの区間(路線のおよそ半分)については未だ調査設計の段階で、工事は始まっていません。全線開通はまだまだ先と見られます。

【スゲーーー!】これが「大阪湾岸道路西伸部」の現状です!(地図/写真)

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