軽自動車と普通車が別物のワケ 規格や税、差異の根拠はどこにある?

四輪の軽自動車と普通車とでは近年、価格差が縮まってきており、装備面もさほど変わらなくなってきました。しかし法的にはまったく別物と扱われるのは、なぜでしょうか。

「普通」と「軽」、法的には全くの「別物」

 公道を走る普通車は1台1台、国に登録されますが、これはかんたんにいうと、土地や建物といった不動産の登記に相当します。このため普通車は「登録車」ともいわれます。

 一方、軽自動車は国に登録されません。普通車の登録を行う場所は国の陸運支局ですが、四輪の軽自動車の場合、軽自動車検査協会で検査を受け、車検証とナンバープレートを取得します。これは「届出」と称し、このことから、普通車が「登録車」と呼ばれるのに対し、四輪の軽自動車は「届出車」とも呼ばれます。

 税金面でも違いがあり、軽自動車は普通車に比べて優遇されています。たとえば普通車は総排気量に応じて「自動車税」が課され、自家用乗用車の場合、最も低い総排気量1L以下で年2万9500円、その次に低い1L超~1.5L以下で年3万4500円です。一方、自家用軽四輪乗用車に課せられる「軽自動車税」は、「標準税率」を年1万800円(2015年4月1日以降に初度検査を受けたもの)と定められています。標準税率の1.5倍を課す自治体もありますが、排気量あたりで考えると、普通車との差額は大きなものといえるでしょう。

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