仙台の「都心ど真ん中」を貫く“高速”実現なるか 超厳しい条件になりそうな「港-東北道“直結”ルート」機は熟してる!?

国土交通省 東北地方整備局が2026年度、「仙台東道路」の検討を進めます。

「日」の字の自動車道ネットワーク最後の区間「仙台東道路」

 国土交通省 東北地方整備局が2026年度の予算概要を発表。そのなかで、計画段階評価を進めるための「概略ルート・構造の検討」を行う区間として「仙台東道路」を挙げています。

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国道48号仙台西道路。奥が仲ノ瀬橋(画像:PIXTA)。

 この仙台東道路は、仙台駅付近を貫くとみられる都市型の自動車道の構想です。

 仙台都市圏には、中心部から「日」の字を描くような5つの路線からなる自動車専用道ネットワークが構想されていました。うち、西側の東北道とともに環状部分を形成する「仙台東部道路」「仙台南部道路」「仙台北部道路」は有料道路として完成しています。

 真ん中の東西軸を貫く路線のうち西側は、東北道の仙台宮城ICから仙台の都市部までをトンネルと広瀬川の橋梁で直結する「仙台西道路」が国道48号として供用されています。そして、5路線で唯一具体化していないのが、仙台西道路とつながり都心部を貫く「仙台東道路」です。

 後回しにされてきた仙台東道路ですが、仙台都心部や港を擁する東部地域の渋滞を抜本的に解決する手段として、また、仙台駅と高速道路網の交通結節機能を強化する目的などから、2018年以降、委員会での議論や仙台市・住民との協議が継続されてきました。

 2025年6月には3回目の計画段階評価が行われ、「仙台東部道路~仙台西道路を直結」するなどの条件で、4つのルート案が示されました。ただし、いずれも高層ビルや商業施設、物流施設が立地していたり、地下では地下鉄や各種埋設物と交差したりとシビアな条件であるため、構造なども決まっていません。

 今後、4案をもとに一般の意見も聴取しながら、仙台東道路の導入空間や道路構造の検討を進めていくこととなります。

 折しも仙台西道路では2026年度から、「国道48号 仲ノ瀬橋床版取替」として改築事業が始まっています。広瀬川に架かる一般部(上)と自動車専用部(下)の二重構造となっている仲ノ瀬橋(1983年開通)について、老朽化の対策だけでなく重さ20トンを超える特殊車両の通行制限を解除するため、道路の床板にあたる床版を取り替えるものです。

 仙台西道路は2025年4月に「重要物流道路」へ新指定されており、床版取替で特殊車両が狭隘な県道(旧国道48号)に迂回せざるを得ない状況を解消するといいます。この事業と合わせて、仙台東道路が具体化するか注目です。

【これマジかよ…!】仙台ど真ん中貫通「仙台東道路」のルート(地図/画像)

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