令和の「自衛艦隊ペルシャ湾派遣」は現実となるか? 米軍の掃海部隊が頼りにならない理由と海自35年の進化

アメリカ・イスラエルとイランの対立により緊迫する中東情勢。アメリカの要請による日本の「軍事的貢献」の筆頭に挙げられているのがペルシャ湾の掃海です。海自の掃海部隊の陣容と、なぜ日本に要請するのかひも解きます。

湾岸戦争時のペルシャ湾掃海部隊

 海自艦艇が派遣されたのは今から35年ほど前の1991年のことです。当時、イラクのクウェート侵攻に端を発した湾岸戦争が、アメリカを中心とする多国籍軍の介入によって終了したものの、イラク軍がペルシャ湾に敷設した推定1200個以上の機雷が問題となっていました。

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掃海母艦「ぶんご」(中央)と中型掃海艇2隻(画像:海上自衛隊)

 そこで各国は協同で除去に当たることを決定。そのために、海上自衛隊の掃海部隊が派遣されたのです。1991年5月から10月まで派遣された「ペルシャ湾掃海部隊」は、海上自衛隊発足後に初めての実任務を伴う本格的海外派遣任務でした。

 もっとも、その部隊内容は厳しいものでした。旗艦となった掃海母艦「はやせ」こそ満載排水量約3000トンと大型で、掃海ヘリコプターの運用も可能でした。ところが実際に掃海に携わるはつしま型掃海艇は、日本近海での運用を想定していたため、排水量500トン程度しかありませんでした。海自は、このような小さな船でペルシャ湾を往復するだけでなく、長期の任務をこなさねばならなかったのです。

 また、当時の掃海艇は磁気感応機雷に備えて木製船体であるのが常識でしたが、そうした事情を知らないメディアが「木造の小型艦を中東での危険に投入しようとしている」という文脈で、政府批判を含んだ報道をした例もありました。

 とはいえ、実際には前年(1990年)に就役したばかりの補給艦「ときわ」も加わるなど、任務自体は海自が万全の支援体制で臨みました。結果、ペルシャ湾掃海部隊は、500名を超える隊員から1人の犠牲も出すこともなく、34個の機雷を処分して、見事に活動を終えたのです。

 今回の「エピック・フューリー作戦」でも、何らかの形で海上自衛隊が掃海任務に投入される可能性は捨てきれません。2026年現在の海自掃海部隊の能力はどれぐらいなのでしょうか。

【写真】「機雷」の実物、人物対比で見る

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コメント

3件のコメント

  1. いや、イラン戦争の直前に米海軍もドローン掃海装備を制式化して、それを積んだ艦を3隻派遣してるんだが。

    自衛能力の無い掃海艦ではなく、自衛できる通常の艦艇で掃海できるようになったから、掃海艦が不要になっただけの話。

    適当な記事書くなよ。

  2. インディペンデンス級の対機雷戦パッケージについても言及しないと不十分なのでは……

  3. もう35年も経つのか。

    しかしテキトーな記事だなぁ。

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