令和の「自衛艦隊ペルシャ湾派遣」は現実となるか? 米軍の掃海部隊が頼りにならない理由と海自35年の進化
アメリカ・イスラエルとイランの対立により緊迫する中東情勢。アメリカの要請による日本の「軍事的貢献」の筆頭に挙げられているのがペルシャ湾の掃海です。海自の掃海部隊の陣容と、なぜ日本に要請するのかひも解きます。
大きく進化した日本の掃海部隊 一方の米軍掃海部隊はまもなく消滅!
1991年の掃海部隊派遣から約35年の間に、海自の掃海能力は、驚くほど様変わりしています。
たとえば、1997年にネームシップが就役したうらが型掃海母艦は、「はやせ」のペルシャ湾派遣時の経験が十分にフィードバックされた実践的な艦であり、満載排水量も7000トンに迫るなど、格段に性能が向上しています。
はつしま型掃海艇は23隻すべて退役し、後継の中型掃海艇うわじま型の9隻も、2020年までにすべて退役しています。2026年4月現在、このサイズの掃海艇はすがしま型6隻とひらしま型3隻に加えて、海自初のガラス繊維強化プラスチック(GFRP)を船体に採用した、えのしま型掃海艇3隻という陣容になっています。
また、35年前のペルシャ湾掃海部隊の時代にはなかった艦種として、海自では外洋での運用を前提とした、深深度機雷掃海用の満載1200トン級ある、やえやま型掃海艦(MSO)を導入しました。このタイプは2017年までに3隻すべてが退役し、現在はあわじ型掃海艦の就役が始まっています。
加えて、35年前には存在しなかった無人潜水機(UUV)などの自律型水中航走体も実用化されています。これにより、人員を危険にさらすことなく、確実な機雷捜索や目標識別が可能となりました。
加えて特筆すべきは、要請元であるアメリカ海軍の現状です。現在、同海軍の現役掃海艦はわずか4隻。それらも2027年までにすべて退役する予定であり、アメリカ軍自身が「掃海に関しては他国の協力なしには立ち行かない」という極めて脆弱な状況にあるのです。
自衛隊派遣は起こらないのが最善ですが、もし再びペルシャ湾での任務が発生した場合、世界屈指の能力を持つ「令和の掃海部隊」にかかる期待と責任は、35年前とは比較にならないほど重いものになるでしょう。
Writer: 宮永忠将(戦史研究家/軍事系Youtuber)
1973年生まれ、上智大学文学部史学科卒業、東京都立大学大学院人文科学研究科中退。 雑誌編集者、ゲーム会社ウォーゲーミングジャパン勤務等を経て、各種メディアにて歴史・軍事関連の執筆や翻訳、軍事関連コンテンツの企画、脚本などを手がける。Youtube「宮永忠将のミリタリー放談」公開中。





いや、イラン戦争の直前に米海軍もドローン掃海装備を制式化して、それを積んだ艦を3隻派遣してるんだが。
自衛能力の無い掃海艦ではなく、自衛できる通常の艦艇で掃海できるようになったから、掃海艦が不要になっただけの話。
適当な記事書くなよ。
インディペンデンス級の対機雷戦パッケージについても言及しないと不十分なのでは……
もう35年も経つのか。
しかしテキトーな記事だなぁ。