JR東日本、無人駅にラウンジ「更級の月」設置 目的、内部、味は? 「四季島」以外も想定

JR東日本が、乗車人員1日61人の無人駅にラウンジ「更級の月」を建設。その目的と内部、そして「味」はどうなっているのでしょうか。クルーズトレイン「TRAIN SUITE 四季島」向けですが、それ以外の利用も想定されています。

「更級の月」その内部 「信州」といえば…?

 姨捨駅の夜景ラウンジ「更級の月」、ホーム・線路と平行になる形でカウンターテーブルが設けられており、飲食を楽しみながら正面に夜景を眺めることが可能。もちろん「トレインビュー」です。

 その内部は、とにかく「信州」であるのが大きな特徴。信州が「みそ」で知られることから「みそ蔵」をイメージしており、壁の下部には竹細工を装飾して、みそ蔵にあるみそ樽の「たが」を表現。「信州らしさ、姨捨らしさを意識した、蔵を感じさせる空間」がコンセプトといいます。

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姨捨駅の夜景ラウンジ「更級の月」内部。壁の白い波板は、ここから眺められる信州の代用的な川「千曲川」がイメージされている(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 この夜景ラウンジ「更級の月」建設にあたって、資材やデザイン、製作をできる限り信州エリアで行うことが考えられました。カウンターのテーブルは、姨捨駅のある長野県千曲市のヒノキ。加工業者も地元で、アクセントとして、千曲市の名産であるアンズの木を使い、姨捨駅舎の窓枠の形「亀」のモチーフが埋め込まれました。

 ハイチェア、ローテーブル、ソファは長野県飯綱町在住の木工芸家、松本啓直さんが製作。その多くに長野県産材の木材が用いられているほか、梁(はり)は、美しい木目と強さを併せ持っているという「信州カラマツ」を用いた「信州型接着重ね梁」です。長野県内に多く存在する直径が比較的細い木材の有効利用方法として、注目されている材料といいます。

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