JR東日本、無人駅にラウンジ「更級の月」設置 目的、内部、味は? 「四季島」以外も想定

「更級の月」の食事は「宝箱」

 2017年5月から11月に実施される「四季島」1泊2日コースにおいて、この姨捨駅「更級の月」で提供される料理は、夕食後の訪問であるため、担当した「ホテルメトロポリタン長野」の料理長、上海正博さんは「あくまでお酒のさかなを用意」しながら、「長野を満喫できる『宝箱』」をイメージしてメニューを考えたと話します。

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姨捨駅「更級の月」で提供される2017年5月の軽食(2017年3月、恵 知仁撮影)。

 姨捨駅「更級の月」で提供される2017年5月のメニューは以下の通りです。

●信州ピンチョス
千曲産杏ぴくるす
長野県産鹿肉ソーセージ
信州聖高原味噌漬けチーズ

●信州の芽吹き
タラの芽、山ウド、アスパラガス、白霊茸、フルーツ人参、安曇野大豆豆腐、信州正油豆

●信州伝統野菜の香の物
野沢温泉 野沢菜漬け
須坂村山 早生牛蒡正油漬け
王滝村 王滝蕪酢漬け

●長野県産旬のフルーツ

 内容は2か月ごとの変更が基本ですが、フルーツなど、その時期その時期で旬のものを使うそうです。

「窓に広がる姨捨の夜景、地域素材の食・飲み物、そして県産材をふんだんに使用したラウンジと、余すところなく信州を味わっていただくことで、姨捨が『TRAIN SUITE 四季島』の旅のなかでより一層記憶に残る場所となることでしょう」(JR東日本 長野支社)

 ちなみに「宝箱」の箱は、ハイチェアなどを手がけた木工芸家の松本啓直さんによるもので、フタには「四季島」のマークが入れられています。

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