トラックの後ろの「赤と黄のシマシマ」どんな意味? しかも絶対に「ハの字」!? 実はルールが存在

トラックなどの大型車両のリア部分には、必ず赤と黄色の反射板が取り付けられています。「ハの字」に取り付けられていますが、これにはどのような基準や効果があるのでしょうか。

「必ず『ハの字』でなければいけない」という明確なルールが存在

 トラックなどの大型車両のリア部分には、必ず赤と黄色のリフレクターのような反射板が付けられています。その形は「ハの字」状から山のようなものまで様々ですが、いったいどんな効果を目指して付けられているのでしょうか。また、法律上での義務や、基準などはあるのでしょうか。

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トラックのリア部分には必ず赤と黄色のリフレクターのようなものがついている(2026年、松田義人撮影)

 元大型トラックドライバーの交通心理士で、近畿大学・生物理工学部の島崎 敢教授は赤と黄色のリフレクターのような反射板について、こう解説してくれました。

「あの赤と黄色の縞模様は、正式には『大型後部反射器』と言い、車両総重量7t以上の貨物車に装着が義務づけられています。国際基準(UN R70)に基づいて規格が定められており、色の組み合わせ、縞の角度(約45度)、幅(100mm)、反射器全体の長さまで細かく決まっています」(島崎教授)

 さらに、一見「様々な形がある」ようにも見える反射器の「縞の向き」も実は規定があるともいいます。

「縞模様の向きも規定されていて、後ろから見て『ハの字』になるように取り付けるのが正しいです。その理由については後述しますが、逆に取り付けて『V字』になると保安基準に適合しません。

 なお、これら反射器は、自ら光るものではなく、『再帰反射』という性質を利用しています。照らされた光をもとの方向に返す仕組みなので、後続車のヘッドライトが当たると、そのドライバーの目に向かって光が戻ってくる。エンジンを切って路肩に停めているときでも、ヘッドライトさえ当たれば光って見えるわけです」(島崎教授)

【言われてみれば…】トラックの後ろのリフレクター「向き」の法則とは!?(写真)

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