なぜ民間企業がF-16戦闘機を飛ばすのか? “F-2級の性能”説も!? その驚異の全容とは
F-16は各国空軍の主力戦闘機ですが、これを民間企業が保有し高性能化させ、日常的に飛行させている会社があります。どのような目的なのでしょうか。
中身は別物? F-2にも匹敵する“敵役性能”
もっとも、同社が購入したF-16は初期のA型(ブロック5/ブロック10)であり、そのままの状態では第5世代戦闘機の好敵手とはなりません。そのため、一部のF-16には同社が独自に開発したAAMS(アドバンスド・アグレッサー・ミッション・システム)が搭載されています。
これは、AESAレーダー、IRST(赤外線探索追尾)センサー、データリンクのLink16、HMD(ヘルメット照準システム)が新しく追加されており、多くのミサイル攻撃をシミュレーションして模擬攻撃を行なうことも可能です。訓練における“敵役としての再現能力”という観点では、現役のF-16やその派生型であるF-2と同等、あるいはそれ以上の複雑な戦闘状況を再現できると言えるでしょう。
「我々の役割をボクシングの練習に例えると、ただ殴られるだけのパンチング・バッグではなく、対戦相手を模擬できるスパーリング・パートナーと言えるでしょう」(トップ・エイシズ関係者)。
イスラエルから購入したF-16で、現在何機までか再飛行状態にあるかは非公開だそうです。また、AAMSの搭載もすべての機体に行なわれてはおらず、軍の請負業務の中での需要に合わせて搭載されているとも。ただ、F-35の配備が進むなかでその需要は多くなっており、搭載機の数は増えているそうです。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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