「えっ、線路の終わりは海!?」 JR九州の“異端の超海辺終着駅”、その数奇な運命とは
熊本県宇城市にあるJR九州・三角線の終着駅「三角駅」は、駅前に港が広がる珍しい特徴を持っています。観光列車「A列車で行こう」の終点でもあり、船に乗り換えて天草へ向かう観光ルートとして人気を集めています。
観光列車と高速船で再び脚光 “鉄道と船”の関係はいまも続く
一時は静かな終着駅となっていた三角駅ですが、2011年に大きな転機を迎えます。それが、冒頭に紹介した観光列車「A列車で行こう」の運行開始で、現在の駅舎もこの時にリニューアルされました。
「A列車で行こう」は、「16世紀大航海時代のヨーロッパ文化と古き良き天草」をテーマにした観光列車で、黒とゴールドを基調にした車体やクラシカルな車内デザインが特徴です。三角駅もこれに合わせて整備され、南蛮文化や港町を感じさせる空間へと生まれ変わります。
さらに、駅前の三角港から発着する「天草宝島ライン」との接続によって、“鉄道から船へ乗り換える旅”も復活しています。現在では、「A列車」で海沿いを走り、三角駅からそのまま高速船で天草へ渡る――。そんな“鉄道と船を乗り継ぐ旅”が、再び観光客を集めています。
明治時代には物流インフラ、昭和時代には天草への交通拠点、そして現在は観光ルートとして――。役割を変えながらも、三角駅では今なお“鉄道から船へ乗り換える旅”が続いています。
Writer: 布留川 司(ルポライター・カメラマン)
雑誌編集者を経て現在はフリーのライター・カメラマンとして活躍。最近のおもな活動は国内外の軍事関係で、海外軍事系イベントや国内の自衛隊を精力的に取材。雑誌への記事寄稿やDVDでドキュメンタリー映像作品を発表している。 公式:https://twitter.com/wolfwork_info





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