つくばエクスプレス「延伸区間」は需要ある? いま走るのは路線バス 乗って見えた実態
2023年、茨城県はつくばエクスプレスについて、JR常磐線土浦駅方面へ延伸する方針を公表しました。現在、つくば駅から土浦駅まで区間は関東鉄道やJRの路線バスが運行されています。実際の利用状況はどの程度なのでしょうか。
「つくばの先」でバスから見えた景色は
つくばセンターを朝7時30分に出発する関東鉄道のバスで、土浦駅を目指します。つくばセンターはTXのつくば駅に隣接しており、無駄のない動線です。非常に大きなバスターミナルで、10台以上のバスが待機しています。利用客であふれており、係員が整理にあたっていました。
関東鉄道バスは29人の乗客を乗せて出発。立客もいます。つくばの街並みは人工的ながらよく整備されており、美しい景観です。吾妻住宅、竹園一丁目で1人ずつが乗車、竹園二丁目で2人乗車、竹園高校前でも2人乗車と乗客が増え、道も渋滞してきました。
通過する停留所は一つもありません。竹園高校前で初めて1人が下車します。花室交差点では1人が乗車しますが、道が混んでいて、なかなか進めない印象です。花室観音入口で初めて利用客ゼロで通過します。7時52分の古来まで来ると、ようやく研究学園都市らしい景観が薄れてきました。
7時56分、土浦監督署・ハローワーク入口で1人乗車・2人下車。田中三丁目と田中二丁目で1人ずつ乗車。田中一丁目では2人が乗車し、乗客は増え続けました。
終点に近い千束町で3人が下車するとその後は乗降もなく、8時9分、土浦駅西口に到着。筆者を含めて34人が下車しました。
乗車した実感としては、沿線人口も多く、県の報告書にあった通り、各所で渋滞も発生していました。費用対効果に見合うか、という課題はあるものの、沿線には開発の余地が残されているようでもあり、今後の開発計画次第では鉄道延伸も決して夢物語ではないと感じました。
Writer: 安藤昌季(乗りものライター)
ゲーム雑誌でゲームデザインをした経験を活かして、鉄道会社のキャラクター企画に携わるうちに、乗りものや歴史、ミリタリーの記事も書くようになった乗りものライター。著書『日本全国2万3997.8キロイラストルポ乗り歩き』など、イラスト多めで、一般人にもわかりやすい乗りもの本が持ち味。





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