巨大なロシア軍機に「ドローン直撃」 攻撃の瞬間を捉えた映像が公開される 2機を撃破か

ロシア軍のTu-142対潜哨戒機が、ウクライナ軍のドローン攻撃を受けました。

ロシア軍のTu-142対潜哨戒機が攻撃を受ける

 ウクライナ国防省は2026年5月30日、ロシア南部ロストフ州の港湾都市タガンログ近郊で、ロシア軍のTu-142対潜哨戒機を撃破したと発表し、その様子を捉えた映像を公開しました。

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Tu-142哨戒機(画像:防衛省統合幕僚監部)

 タガンログには軍用機の製造やアップグレード、オーバーホールを担当する工場があり、重要な航空機産業の拠点となっています。そのため、以前からウクライナ軍のミサイルやドローンによる攻撃を受けています。

 ウクライナの無人システム軍によると、今回の攻撃は5月30日夜間に実施し、軍用飛行場でTu-142を2機撃破したとしています。また、タガンログ近郊で、「イスカンデル-M」弾道ミサイルの発射機も破壊したと報告しています。

 攻撃を受けたTu-142は、旧ソ連が開発したTu-95爆撃機の哨戒機型です。公開された映像は、2機のTu-142にドローンが迫る様子を捉えています。そのうちの1機は垂直尾翼にアンテナフェアリング(覆い)があり、海中にいる原子力潜水艦との通信中継を行う潜水艦無線通信中継機型のTu-142MRとみられます。

 ウクライナの軍事専門メディア「ミリタルヌイ」は2026年5月31日、攻撃を受けた2機のTu-142は、2011年からタガンログの航空機工場で長期保管されていた機体だったと報じています。これらの機体は2026年4月から5月にかけて、工場の駐機場から、隣接する飛行場の補助滑走路に移されていたと指摘しています。

 ちなみに、Tu-142ベースとなったTu-95は1952年に初飛行したターボプロップエンジン4発の大型機で、プロペラを2枚重ねた「二重反転プロペラ」と、翼端が後方に向かって角度のついた「後退翼」が特徴。プロペラ機であるものの、最大速度は925km/hとジェット機に匹敵します。

【画像】巨大なTu-142対潜哨戒機が撃破される瞬間

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