日本最長約30kmの「私道」! 行き交うクルマも規格外、なぜできた?(画像8枚)
「遠近感が狂うほど広大」ケタ違いの風景も
――大量輸送は鉄道の得意分野だと思いますが、なぜこのような形に?
もともと石灰石やクリンカーは鉄道で輸送していましたが、昭和30年代にセメントの需要が急増し、輸送能力が不足する懸念が生じました。抜本対策として、新しい鉄道の敷設、ベルトコンベアーの設置、道路の建設の3案を検討し、多目的に使用できることから道路の建設を決定しました。鉄道よりもコストが安いこと、輸送品種の変更にも柔軟に対応できることなどがメリットです。
――たとえば万が一事故があったとして、警察車両や救急車は通行できるのでしょうか?
宇部、伊佐にある出入り口のほか、途中の数か所にゲートを設置しており、緊急時には緊急車両なども進入できます。また、緊急車両を要請した際は当社の社員が誘導します。
――一般車両は走れるのですか?
出入り口のゲートで進入者を常時監視しており、ライセンス不所持の車両は進入できません。一方で、一般の方から見学のご希望をいただくことも多く、地元の宇部・美祢・山陽小野田産業観光推進協議会が監修する産業観光ツアーのコースに組み入れていただいています。ツアーではバスで専用道路を走行し、工場も見学します。
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ちなみに、宇部興産の担当者によると専用道路は、「宇部では化学、セメント、機械のプラント群や巨大な貯炭場のあいだを通り、伊佐では遠近感が狂うほど広大な石灰石鉱山などが見られます」といいます。日本一長い私道は、沿道の風景もケタ違いのスケールであるようです。
【了】
今は走っていないと思いますが、その昔知人が興産道路で”トリプルトレーラー”を運転していました。
(ダブルストレーラーの後ろに、同型のがもう1つ牽引されている。仮にダブルスが80tなら単純計算でトリプルは120tという事でしょうか。写真、実家にあったかなぁ~?)
走っていないと思うというのは、私が知る限りでは件のトリプルトレーラーを運転できる人がいなくなったと聞いています。
知人から聞いた話しでは「バックが難しい。2両目までは人でコントロールするが、最後の3両目はCPUが操作する。それを予測してハンドルを切っていかないと、とんでもないところに突っ込んでしまう。」との事でした。
今は私的な理由により引退されているようですが、現役時にもっと話を聞いておけば良かったなぁと思っています。
貴重なお話ありがとうございます。
先月、宇部興産の設備機械の改造の仕事で2週間ほど行っていました。毎日専用トラックをみ見てたので懐かしいです。さすがトリプルは見かけませんでした。でも目の前で見るとでかいですよ。
知らなかったこんな道路が日本にあったなんて
30数年前、学校の工場見学会で興産道路を通った時に大きさを実感しました。公道の中国自動車道が興産道路を避けている事も凄いです。最近ではプーチン大統領の送迎車も利用したそうです。
当初は国鉄が運んでいた。地図でわかる通り両方に線路は通じている。
運賃の値下げ交渉に応じなかったので自社で道路を作ったと想像する。
私道なので固定資産税もかなりの金額だろう。宇部興産の決断は確かにすごいが、大口顧客を失った国鉄の失態も見える。
ココ利用して、フルマラソンなんかいかが? でしょ〜か。
ここを走るトラックなら公道車に先駆けて完全自動運転に踏み切れそうだな
鉄道での貨物輸送の方ガーと持論を押し付ける痛い人達がわんさかいるかと思ったら国鉄のボッタクリ価格の件が既に書かれておりそっ閉じしてるのが見えるw
美祢船は貨物輸送で
本線扱いだった
国鉄が赤字だからと貨物輸送も次々と値上げして
宇部興産もぶちギレて
「たったら自分で運んだほうが良くね?」で
検討した結果
美祢から宇部まで専用の道路を作れば
応用がきくと
おかげで美祢線はローカル線へ変貌(笑)
自動運転ならトリプル以上連結できそう。
そうすれば省エネも鉄道に近づけそうだしドライバー不足に対処できる。