戦艦「扶桑」の“違法建築”は何と呼ぶのが正しい? 「艦橋」と「檣楼」なぜ曖昧になったのか
第二次世界大戦期の軍艦、特に戦艦の“顔”となるのは、艦首主砲塔の背後にそびえ立つ巨大な塔状の構造物。この構造物の正式名称を知っていますか?
「艦橋」と「檣楼」は異なるモノを指していた?
近代軍艦には、砲塔や煙突など様々な上部構造物が載っています。第2次世界大戦期の戦艦や重巡洋艦など、大型主力艦では、前部主砲塔の直後にそびえる巨大な塔状の構造物が目を引きます。特に日本の戦艦「扶桑」なんて、複雑でユニークな姿から軍艦ファンには「違法建築」と呼ばれているのは、皆さんもご存じでしょう。
ところで、この軍艦の高層建物、何と呼ぶのが正しいのでしょうか? 「艦橋」と呼ぶ人が多いと思いますが、いったいなぜこの建物が「橋」に結びつくのでしょうか。
しかも疑問は続きます。軍艦の解説書や、戦記本、映像などでは「艦橋」ではなく、「檣楼(しょうろう)」と呼んでいたりします。同じ場所を意味しているようでいて、ちょっとニュアンスが違うような。このあいまいさは、実は起源と役割が異なる2つの構造が一体化したことで生じているのです。





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