最大3万人が押し寄せるスタジアム駅リニューアルに「助かる」 野球ファンはどう受け止めた? 駅と球場の切実な課題とは

西武球場前駅がリニューアルされます。野球などの開催前後で大混雑する駅ですが、改修後の変化は利用者にとって何が変わるのでしょうか。

駅・ドーム共通の課題を同時に克服?

 西武鉄道は2026年6月17日、西武球場前駅をリニューアルすると発表しました。

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西武球場前駅(画像:PIXTA)

 改札内空間の美装化やトイレ改修など、2026年度から2030年3月までの4年間をかけて実施される予定です。なかでも特に注目を集めているのが、駅舎および改札付近の屋根(上屋)の建て替え。発表されたイメージではモダンなデザインの大屋根が駅舎の正面に設けられ、外観が一変するようにも見えます。

 西武球場前駅は、プロ野球・埼玉西武ライオンズの本拠地であるベルーナドームの最寄り駅で、改札の向かいにドームの入場ゲートがあります。試合開催日には、ライオンズ一色に染まるドーム前広場が多くのファンで賑わい、最大3万人が利用するといわれます。

 この改修をライオンズファンはどう受け止めたのか、20年間球場に通っているというファンの男性に聞くと、メリットが見えてきました。

「試合前には多くのファンが改札前で待ち合わせをするのですが、駅からドームのゲートまで屋根がなく、雨をしのげる場所が限られるんですね。だから、雨の日は入場前に雨宿りをするファンで改札付近に人が滞留して、混雑の原因になっています」とのこと。改札前の大屋根が広がるのは、滞留空間が広がって混雑緩和につながるのでは、と話します。

 ちなみに、所沢では6月12日に突発的な豪雨が発生し、西武球場前駅の一部は浸水も発生しました。ファンによると、こうした雨問題も「よくあること」だとか。

 また、雨の日以上に期待できるというのが、日陰ができる点だそうです。

 ベルーナドームは「ドーム」を名乗りつつも、実際には外周部と屋根が切り離された“吹き抜け”状の構造であり、完全なドームではありません。酷暑が厳しさを増す夏場には、場内に熱気がこもりやすく、ファンはもちろん選手も熱中症になるケースが少なくないそうです。

 駅からドームまでも日陰が少なく、ファンは「暑い中で長い入場待機列に並ぶのはキツイ」とのこと。一般に炎天下と日陰では体感温度に約7度の差が生じるともいわれており、今回の屋根設置は、周辺の大きな課題となっている「暑さ対策」の一環としても捉えられるそうです。

「駅からドームまで屋根をつなげてほしいのが正直なところ」だということですが、「多少でも直射日光や雨がしのげるようになるのであれば助かる」と男性は話します。

【期待の声が多い?】これがリニューアルされる「西武球場前駅」です(画像)

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