NATO 次世代の「空の目」ついに決定か!?“皿は回さない”一度棚上げになり別の機体に!?

サーブは、北大西洋条約機構(NATO)が最大10機の「グローバルアイ」空中早期警戒管制(AEW&C)システムの取得に向けた正式交渉を開始すると発表したと明らかにしました。

NATO首脳が明らかに

 スウェーデンの防衛企業サーブは2026年7月7日、北大西洋条約機構(NATO)が最大10機の「グローバルアイ」空中早期警戒管制(AEW&C)システムの取得に向けた正式交渉を開始すると発表したと明らかにしました。

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サーブのグローバルアイ(画像:サーブ)

 この決定は、トルコのアンカラで開催されたNATO首脳会議で、NATOのマーク・ルッテ事務総長が発表したものです。

 NATOでは、ドイツのガイレンキルヒェンを拠点に共同運用しているE-3A「セントリー」が2035年ごろに耐用年数の限界を迎えることから、後継機としてボーイングE-7「ウェッジテール」早期警戒管制機(AEW&C)を導入する計画を2023年11月に発表していました。

 しかし、E-7の最大の導入国となる予定だったアメリカが調達計画を取りやめ、新たに「アドバンスド・バトル・マネージメント・システム(ABMS)」と呼ばれる、空中管制機を含むさまざまな装備・システムを統合・連携させる構想へ方針転換したことを受け、NATOも後継機の調達計画をいったん見直していました。

 後継候補としてグローバルアイの名前は以前から挙がっていましたが、今回の首脳会議でルッテ事務総長は、同機の取得に向けた正式交渉を開始すると表明しました。

 サーブのミカエル・ヨハンソン社長兼CEOは、「NATOの次世代AEW&C能力を支援できることを光栄に思い、誇りに感じています。同機は、実証済みの能力、柔軟な適応性、そして長期的な作戦上の優位性を提供することで、同盟にとって最適な選択であると確信しています」とコメントしています。

 現行のE-3は機体上部に円盤状のレドーム(レーダーなどのセンサーを収めた構造物)を備えています。一方、同じAEW&Cに分類されるグローバルアイは、機体上部側面に細長い板状のレーダーアンテナを搭載しているのが大きな特徴です。ベース機も、E-3がボーイング707旅客機を改造した機体であるのに対し、グローバルアイはボンバルディア製ビジネスジェット「グローバル6500」を採用しており、機体規模はE-3より大幅にコンパクトになっています。

 なお、空中警戒管制機とは、地上配備型レーダーや艦載レーダーでは探知できない水平線の向こう側を飛行する敵機などを含む、あらゆる飛行目標を早期に探知するために運用されており、「空の目」「空飛ぶレーダー基地」とも呼ばれる航空機です。

【画像】現状の皿回してるやつ! E-3A「セントリー」

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