岡山の「湘南色」2編成存続へ GWに特別6両編成で運行 JR西日本
JR西日本岡山支社が、115系300番台の2編成を「湘南色」に再塗装。ゴールデンウィークに特別な6両編成で運行します。
115系300番台の2編成を「湘南色」に再塗装
JR西日本岡山支社は2017年4月17日(月)、115系300番台の2編成(計6両)について、「湘南色」で車体を再塗装し、その完了記念として特別に2編成をつなげて6両編成で運行すると発表しました。
2009(平成21)年から、JR西日本岡山支社は、普通列車に使用している車両の黄1色化を進めています。当初は「湘南色」の2編成も黄色に変更する予定でしたが、利用者らからの要望もあり、「湘南色」での再塗装が決まったといいます。
車両を緑とオレンジの2色で塗り分けた「湘南色」は、東海道本線の「湘南電車」80系の塗装として1950(昭和25)年に登場。以降、この配色は複数の近郊形や急行形車両にも広く採用され、「湘南電車」が走る地域以外でも多く見られるようになりました。
現在の上野東京ラインや湘南新宿ラインなどで使用されているE231系やE233系3000番台なども、帯がこの「湘南色」をイメージした色にされています。しかし一方で、国鉄時代から使用されている車両は老朽化が進み数が減少。さらに塗装変更なども重なり、本来の「湘南色」車両は珍しい存在になりつつあります。
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