山手線の新型E235系量産車、5月以降に本格投入へ JR東日本

JR東日本が、山手線用のE235系量産車を、2017年5月22日から順次投入します。

2020年春ごろまでに現行車両と置き換え

 JR東日本は2017年4月25日(火)、山手線で、E235系電車の量産車が5月22日(月)以降に順次、営業運転を開始すると発表しました。

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山手線で使用されているE235系電車のイメージ(画像:JR東日本)。

 山手線で13年ぶりの新型車両となるE235系は、その量産先行車1編成が2015年11月30日に営業運転を開始しました。しかし初日からドアやブレーキ故障などのトラブルに見舞われたため、いったん使用中止に。その後、次世代車両制御システム「INTEROS(インテロス)」のソフトウェア改修などが施され、2016年3月7日から営業運転に復帰しています。

量産先行車と量産車のおもな違い

 今回投入される量産車は、量産先行車とおもに次の3か所で違いがあります。

・荷棚の高さ
 量産先行車の荷棚の高さは1678mm(先頭車と優先席は1628mm)ですが、量産車はそれより5cm低い1628mmに(E231系500番台を改造した10号車を除く)。

・手すりの質感
 量産先行車の手すりはツルツルした質感ですが、量産車は「清潔感を保つため」(JR東日本)微細な凹凸のある質感に。

・優先席前の床色
 量産先行車の優先席前の床色は薄い赤色ですが、量産車は濃い赤色に。

2017年度は15編成を投入

 量産車は2017年度末までに15編成が、続いて2020年春ごろまでに残り34編成が投入される計画です。これにより山手線におけるE235系は、最終的に量産先行車とあわせ計50編成(550両)になります。

 なお、車両の置き換えにともない、現在使用されている主力のE231系500番台は、改造されて中央・総武線各駅停車で継続使用される予定です。

【了】

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コメント

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6件のコメント

  1. 武蔵野線はまだ205改で粘りますか・・・

    • 御陀仏になる最後まで使うんですかね!?

  2. E235は先ず分かった!
    で、E217はいつ置き換えるんだか・・・?あと武蔵野線や相模線なんかも、気になります。

  3. E235系を山手線に投入して、玉突きで中央総武緩行線の車両をより新しい物に変えて、中央総武緩行線のE231系か209系を武蔵野線に転属だと思います。

    つまり、山手線→中央総武緩行線→武蔵野線や八高線→ジャカルタのジャボタベックへと車両の玉突きが行われる様に思えてなりません。

  4. E235系を山手線や武蔵野線に配置して玉突きでE231系を八高線や相模線に配置する可能性があると思われる。
    そうすれば、VVVF205系を両毛線や信越本線、仙石線などに配置できるから余計に在り得るかもしれない。
    JR東は車両を末永く使わないから余計に在り得るし、相模線や仙石線の列車本数も増やせるから余計にね。

  5.  武蔵野線の205系は内装や窓回りの劣化と換装したVVVF制御装置の交換時期が重なるでしょうから廃車は確実でしょう。あと、既に209系の制御装置換装車が走っている事を考えると、車種の統一や車体関連の部品などの融通性の観点から見ても、E235系に置き換えるのは考えにくいですね。E235系の新製投入で置き換えるとしたら相模線でしょう。