旅客列車で野菜を輸送 京都丹後鉄道で6月から 「貨客混載」として全国初
道の駅に出荷する農作物を旅客列車で運ぶ「貨客混載」が、2017年6月1日から京都丹後鉄道で始まります。
道の駅「丹後王国 食のみやこ」へ農作物を輸送
京都丹後鉄道を運営するWILLER TRAINSと道の駅「丹後王国 食のみやこ」(京都府京丹後市)を運営する丹後王国は2017年5月15日(月)、旅客列車で乗客とともに農作物を輸送する「貨客混載事業」を開始すると発表しました。
この事業は5月9日付で、国土交通省近畿運輸局と農林水産省近畿農政局から「物流総合効率化法」に基づく総合効率化計画の認定を受けています。WILLER TRAINSと丹後王国によると、農業振興と地域活性化を目的とした貨客混載事業は全国で初といいます。
貨客混載の開始日は6月1日(木)、輸送区間は宮豊線の久美浜駅(京都府京丹後市)から峰山駅(同)までです。
道の駅「丹後王国 食のみやこ」に出荷される久美浜地区の農作物は、これまで農家がトラックなどで約2時間かけて個別に運んでいましたが、事業開始後は久美浜駅までの輸送に変更。そこから道の駅に近い峰山駅までは定期列車(午前2本、午後2本)で運び、さらに丹後王国のトラックに積み替えて、道の駅まで農作物を運びます。
これにより、京都丹後鉄道は輸送力の有効活用と安定的な収入の確保ができ、農家にとっては出荷の負担軽減が実現。二酸化炭素の排出量も削減されます。
6月1日(木)には、久美浜駅で事業開始を記念した出発式が開催される予定です。
「貨客混載」事業は、宮崎県ではヤマト運輸と宮崎交通などが連携し、路線バスで宅配便の荷物を運ぶ取り組みを展開。新潟県の北越急行も佐川急便と連携し、旅客列車で荷物を運ぶなど、地方を中心に広がりをみせています。
【了】
昔、京成電鉄では行商専用車があったが正直、女性専用車を入れるくらいなら行商専用車を入れた方が良いと思うのは私だけだろうか?
野菜や荷物程度なら貨客混合は可能だし、トラックで運ぶより効率良い。
一方、石油や石炭などは可燃物だからそう言ったものは幹線や高速道路出ないと無理だから、そう言うのは山陰本線や八高線を改良工事し、非電化区間は電気式ディーゼル機関車を導入する。
今は電気式ディーゼル機関車が出来るから電化する必要性はない。
高速道路も古い道路は曲線などをなくし、地方区間は値段を下げたり無料化させる。
勿論、圏央道などは4車線にして、一般有料道路は基本的に無料化させて、利便性を向上させた方が良い。
多くの人が勘違いしてますが、行商専用車(嵩高荷物専用車)は手回り荷物を携行して乗車する、すなわち輸送対象は「荷物を持った人」なのです。
その点、貨物自体を輸送対象とする「貨客混載」とは根本的に異なります。当然、荷主の契約、列車遅延や運休などによる損害賠償責任も関わってきます。
荷物の積み下ろしが楽に手早く安全に出来るように、段差の解消や荷物棚の設置、あるいは台車ごと乗せる場合は固定具の構造などの指針を作った方が良いかもよ国交省さん。ある程度の共通化を図った方が鉄道事業者も用具メーカーも利用者も分かりやすいでしょう。