新観光列車「○○のはなし」、山陰本線に8月デビュー JR西日本

新しい観光列車「○○のはなし」が、2017年8月5日、山陰本線にデビューします。

「みすゞ潮彩」の後継

 JR西日本広島支社は2017年5月31日(水)、「みすゞ潮彩」の後継にあたる新しい観光列車「○○(まるまる)のはなし」を、8月から山陰本線で運行すると発表しました。

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臨時快速「○○のはなし」の走行イメージ(画像:JR西日本広島支社)。

 JR西日本によると「○○」は言葉がその都度入るわけではなく、「○○」のままで正式な名称といいます。

 列車名について同社は、山陰本線が通る山口県には、日本と西洋を引き合わせた志士たちの歴史や文化、海の幸や酒など「見て、聞いて、感じてみたい様々な『はなし』」が息づいているとし、美しい海岸線と萩(は)・長門(な)・下関(し)をたどりながら、思い出に残る「はなし」の旅を楽しんでほしいとしています。

「みすゞ潮彩」の車両を改造

 車両は、2017年1月まで観光列車「みすゞ潮彩」で使用されたキハ47系ディーゼルカー2両を改造。「西洋に憧(あこが)れた日本、西洋が憧れる日本」をデザインコンセプトとして、1号車は和風に、2号車は洋風にそれぞれまとめられます。

 車内は、日本海の眺望を楽しめるよう窓は大型化され、海側を向いた座席を配置。沿線の特産品が買える販売カウンターや、イベントスペースも設けられます。

 外観は、和洋をつなぐ海が2両にまたがる形で配置され、さらに萩市の果実である「夏みかん」の花と、下関の花である「ハマユウ」が各所にあしらわれます。

新下関~東萩間を不定期で1日1往復

 列車は臨時快速として新下関~東萩間を1日1往復します。全車指定席のため、乗車には乗車券のほか、指定席券が必要です。定員は、和風の1号車が28人、洋風の2号車が32人。運転時刻は次のとおりです。

・行き
 新下関9時59分発→下関10時21分発→東萩12時57分着
・帰り
 東萩14時13分発→下関17時39分着→新下関17時50分着

 途中は下関のほか、川棚温泉、小串、滝部、特牛(こっとい)、人丸、長門市、萩に停車します。

 列車は8月5日(土)~9月30日(土)の土休日に運転。10月以降の運転日や車内サービスなどについては、決まり次第追って告知されます。

【了】

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3件のコメント

  1. キハ47もう休ませてやれ!デビューするような車両じゃないでしょ!整形繰り返して!そのうち雨漏りするぞ!

  2. JRは何故にキハ47、48を改造するのが好きなのだろう?
    あれだけの工事を施し、長く使い、そして燃費のことを考えたら新車を導入した方がいいんじゃないか。勿論、初期投資は高くつくけれど、長期的に見れば・・・。
    それとも期間限定と割り切って余命短い車輌で誤魔化そうとしているのか。

  3. トワイライト瑞風も同じ手法で整備すべきだった。どのみち災害が起これば被災地救援には使えず、余計な被災者を増すだけだから。