「JR最高」で宇宙も楽しめる観光列車「HIGH RAIL 1375」デビュー その特徴は?(写真38枚)

あえて夜に走る観光列車「HIGH RAIL」、その当然なワケとは

「HIGH RAIL 1375」による列車は、小淵沢10時30分発の中込行き臨時快速「HIGH RAIL 1号」、小諸14時22分発の小淵沢行き臨時快速「HIGH RAIL 2号」、そして小淵沢18時20分発の小諸行き臨時快速「HIGH RAIL 星空」の3本が運行され、「星空」では途中、実際に宇宙を楽しみます。

「星空」は野辺山駅に約1時間停車。そのとき駅前の公園にて、「星空案内人」が眼前に広がる宇宙を解説してくれるのです。野辺山は国立天文台がおかれている場所で、同駅がある長野県南牧村は天文学者が選ぶ「日本で一番綺麗な星空ベスト3」に入った場所。雨天時は、屋内で星空映像の上映会が行われます。

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ドーム型の天井に星空映像が映し出される2号車の「ギャラリーHIGH RAIL」。
中央に「宵の明星」を配置した「HIGH RAIL 1375」のロゴデザイン。
「HIGH RAIL 星空」は側面の行先表示にも「星」が登場。

「HIGH RAIL 1375」は内外装、サービスにも「星空」がちりばめられています。

 外装のデザインは、車体をキャンパスに見立て、金属風の質感をベースに、小海線の夜空や車窓を流れる八ヶ岳の山々を描いたもの。ロゴデザインには「JR鉄道最高地点」を走る列車として山々から宇宙までを表現し、天空のロマンとファンタジーのイメージを込めたといいます。

 車内では、座席を星座の柄にしているほか、星をイメージした黄色い枕カバーを採用。2号車の「ギャラリーHIGH RAIL」ではドーム型の天井に星空映像が映し出され、「HIGH RAIL 星空」として走る場合はそこで星空案内人による映像上映会も実施されます(小淵沢~野辺山間)。また「ギャラリーHIGH RAIL」には約30冊の天文関係書籍が用意され、車内Wi-Fiで小海線沿線から「空」「宇宙」を感じて楽しめるという車内限定オリジナルコンテンツの配信も行われます。

 ちなみに車内Wi-Fiでは、沿線の観光案内やリアルタイムの走行映像も配信され、運転士気分を楽しめるとのこと。インターネット接続はできません。

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コメント

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1件のコメント

  1. こんなの作ったかと思えば一方で国鉄色に塗り戻したり、まだまだ国鉄色が現役で走る路線もあるに何をやってんだか、小海線はやはりキハ52や58がノーマルで走る姿に価値かあったし清里周辺の開発は逆に艶消しもいいとこだ!昔に高原へいらっしゃい!と言うドラマがあったが今のような小海線沿線ではロケ地には選ばれまいな、