道路の「止まれ」に地域差? 東京と大阪で違い明白、統一されていない理由とは

そもそも国の「基準」なし カタカナ使用のケースも

 道路標示の設計・施工を手掛けるキクテック(名古屋市南区)によると、「止まれ」の文字は「各都道府県警察からの仕様書に基づいて施工している」といいます。実際にはどう違うのでしょうか。道路標識や路面標示の施工・管理技術者を育成する全国道路標識・標示業協会(全標協、東京都千代田区)に話を聞きました。

――「止まれ」の文字は地域によって違うのでしょうか?

 はい。各都道府県の公安委員会が仕様を定めているため、地域によって字の形も異なります。幅員が狭いなど、道路の条件に応じて視認性を考慮し、「トマレ」「止マレ」などカタカナが使われる場合もあります。

――「関東型」「関西型」というような類型は存在するのでしょうか?

 関東は統一されつつあり、関西でもある程度統一が進んでいますので、一定の類型はあるかもしれません。しかし都道府県ごとに表示の視認性に対する考え方は異なり、仕様も違います。

※ ※ ※

 国土交通省路政課によると「止まれ」のペイントは、道路交通法などの法令で定められていない「法定外表示」のひとつで、国の統一的な規格は存在しないといいます。

 一方、これら「法定外表示」について警察庁は、2014年に警視庁および各道府県警察に対し、「一定の効果の認められるものについて設置様式の統一を図り、適正な交通管理に資する必要がある」として設置指針を通達しています。ここでは「止まれ」の文字も東京で見られるタイプのものが「標準」として示されていますが、全標協によると、「表示の視認性だけでなく、塗り直しへの考え方や予算も都道府県ごとに異なることから、全国的な統一への見直しはなかなか進んでいない」そうです。

【了】

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コメント

1件のコメント

  1. 東京と大阪だけで東西って決めるのはおかしすぎるし違う。
    他の府県が大阪と同じというわけでは全然ないのに。
    この話題自体が間違い。