【試乗】ダイハツ「ムーヴ」MC 新搭載「スマアシIII」ほか納得の「基本性能」とは(写真22枚)

ダイハツ「ムーヴ」が現行モデルにて2度目のマイナーチェンジをしました。同社先進安全技術「スマアシIII」に注目が集まりますが、試乗して見えた「ダイハツの軽」らしい走りにも要注目です。

絶妙なボディ剛性がもたらす恩恵とは

 まずステアリングを握ったのは、ベーシックなNA(自然吸気)エンジン(52ps)を搭載した「X」(2WD)。JC08モードでは31.0km/Lという、新型ムーヴで最も低燃費なモデルです。

Large 20170826 01 Large 20170826 02
   
「X」のエクステリア(2017年8月9日、佐藤正勝撮影)。
「X」新設定のメッキフロントグリル(2017年8月9日、佐藤正勝撮影)。

 メッキフロントグリルを新調したことで、その表情が一段とすっきりした印象になった新型「ムーヴ」。走らせて最初に感じるのは、ダイハツ車ならではのクルマ全体から感じ取れるシッカリ感でした。

 ボディ剛性はクルマを作る上では根幹といえる性能で、これが良いと乗り心地が良くなり、運転が楽しくなります。その一方で剛性を高め過ぎれば車重が増える傾向にありますが、ダイハツはこのバランスが非常に素晴らしいと筆者(山田弘樹:モータージャーナリスト)はいつも思います。

 上位モデルにターボを控える性格からか「X」は、街中での軽快な乗り味が特徴的。14インチタイヤを履きこなすバネ下の動きは軽く、荒れた路面でも上限にこれをいなして快適な乗り心地を示してくれます。またソフトなサスペンションながら追従性がよく、ハンドルを大きく切るような路地でも応答遅れなしに向きを変え、ちょっとしたコーナーでもジワッと粘って、車体をしっかり支えてくれます。

 このリッターカーにも負けない質感こそが、ボディ剛性の高さによって得られる恩恵だと思います。

Large 20170826 03
リヤシートアレンジ。左右に2分割で独立して前後させることも可能(2017年8月9日、佐藤正勝撮影)。

 またその動力性能も秀逸です。スペックだけを捕らえると過給器のない直列3気筒エンジンの非力さが気になるところですが、実際はその低中速トルクが転がり抵抗の少ないタイヤや駆動系のスムーズさと上手に連携して、街中はとても快適です。

 ダッシュが必要とされる高速道本線への合流場面などでも、アクセルを強めに踏み込めば、高速巡航領域まですぐに到達できます。その際感心するのは3気筒エンジンのサウンドがきれいにそろっていることと、その上で新型「ムーヴ」の遮音性が高いこと。これが「ムーヴ」の質感を、さらに上げることに貢献しています。

 リッターカー以上の低燃費車で常にフィーリングが話題となるCVT(無段変速機)も、660ccという小排気量エンジンには特性が合っています。そもそもが高回転型のエンジンを一番効率のよい回転域で走らせる制御によって、断続感のない加速が得られるからです。

この記事の画像をもっと見る(22枚)

最新記事

コメント

1件のコメント

  1. 少し燃費から解放されて、エンジンに飯を食わせて仕事をキッチリさせる発想のほうが逆に実燃費は改善されるのではあるまいか?軽とは呼びにくい車重や、いかにも空気抵抗を受けやすい形、660ccと言う縛りの中では今が限界ではないでしょうか?

記事ランキング

  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  3. “まるで高速”な無料バイパス「全線4車線化」へ変貌開始! 一部の上下線分離まもなく 対面通行を解消 国道8号
  4. 飛行中の「日の丸特別機」に粋なサプライズ! 天皇皇后両陛下を“最新ステルス戦闘機”がお出迎え
  5. 「危なすぎる!」阪神高速“中の人”がブチギレ!? “衝撃動画”とともに呼びかける「ドライバーが守るべき3つのこと」とは
  1. 家族が「SSSS航空券」を引き当ててしまった…! 乗る前から“異変” 保安検査員も「Oh…」 誰でも起こり得る“緊迫の一部始終”
  2. あと1年足らずで「現金でバス乗れなくなります」 全路線“完全キャッシュレス化”疑問に応えるサイト開設 京王バス
  3. ETCの手前で「ガシャン!」高速入口に吊るされた「黄色い鎖」の正体は? 傷つく覚悟で“あえてぶつける”超アナログな理由
  4. ロシア軍の爆撃機が「真っ逆さまに墜落」 地上に激突する瞬間を捉えた映像が公開 “巨大な黒煙”が立ち上る
  5. 「“再有料化”でいいから4車線化して」→普通車280円になって1年 利用者負担で勝ち取った“効果”あきらかに 八木山バイパス