【試乗】スズキ新型「スイフトスポーツ」は現代のハチロク! その軽さの恩恵とは?(写真23枚)

4代目になるスズキの「スイフト」は発売時、徹底した軽量化が話題になりました。そのスポーツモデルである新型「スイフトスポーツ」も、やはりその軽さが最大の特徴でしょう。それはまるで、あの往年の名車のようでした。

「軽さ」こそがアイデンティティ!

「これは現代のAE86だ!」

 スズキ 新型「スイフトスポーツ」のステアリングを握り、その俊敏な身のこなしと力強いエンジンパワーを味わって、私(山田弘樹:モータージャーナリスト)は素直にそう感じました。

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4代目を数える新型「スイフトスポーツ」(2017年9月28日、佐藤正勝撮影)。

 今でも86年式のトヨタ「スプリンター・トレノ」(通称ハチロク)に乗り続けている私がいうのだから、間違いありません!(笑)。新型「スイフトスポーツ」はそれくらい、痛快なコンパクトスポーツに仕上がっていたのです。

 その名のとおり「スイフトスポーツ」は、スズキのコンパクトカーである「スイフト」の、最もスポーティなモデルです。軽自動車を主体にするスズキにとっては大柄な部類に入る「スイフト」ですが、世界的な基準で見れば2番目に小さな「Bセグメント」に属するクルマ。日本だとトヨタ「ヴィッツ」やホンダ「フィット」、マツダ「デミオ」がそのライバルです。

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新型「スイフトスポーツ」は2017年9月20日発売(2017年9月28日、佐藤正勝撮影)。

 こうしたなかにあって現行「スイフト」のキャラクターを決定づけたのは、なんといってもその「軽さ」でした。スズキは2014年に「アルト」を発売したあたりからこの車体軽量化に大きく力を注ぐようになり、その勢いは群を抜いていました。ちなみに現行「スイフト」では先代モデル比で、なんと120kgの軽量化を実現。一番軽いモデル「XG」(5MT)では、実に840kgという車両重量を達成しているのです。

 ですからこれをベースに作られる「スポーツ」が優れた運動性能を持つことは、試乗前から容易に想像できていたのですが……。これがその予想を超えるほどのでき映えとなっていたのです。

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コメント

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10件のコメント

  1. 軽さね、まともにエコカーに重量税を課税したら重い車ばかりだからね、だからハイブリッドシステムやクリーンディーゼル大義に減税や重量税免税、まともに課税したらそりゃ大変だからね、もう今更誰も軽い車なんて意識しないでしょうに?意識するのは税率の軽さだけでしょ、モータージャーナリストとして軽いを語るなら同時に車格に対して重いも語ってほしかったですがね

  2. 衝突安全規準の強化からすると、そろそろFR車の復活も視野に入れる時期じゃないですかね?しかしながら環境大義にハイブリッド車の重さを余所に減税や免税するほうが異常なだけで軽い車が本来免税、減税の平均値なんですけどね

  3. この方は86乗りなのに、よく「現代の86」って言えたなぁ。たぶん他の86オーナーや元86乗りはイラっときたんじゃない?軽くて楽しいから86って例えるのは違うでしょ。FFなんだから•••

  4. 大事な車重間違ってるし・・・致命的だわ

  5. スイスポがハチロクはねーわ。
    スイスポにもハチロクにも失礼。

    よくモータージャーナリストなんて名乗れたな。

    軽くて楽しいは確かだけど、それでハチロクとはね。トヨタにも現行ハチロクがありますけど!!!
    乗ってて楽しいのコンセプトではそっちの方がより「ハチロク」だよ。

    本家差し置いてなに言ってるの?

  6. 貧乏人にも買えるスポーツカーとしてAE86と重ねているのに、やれFFだとか後継のハチロクは別にあるだとかピントのずれた反論をされて大変ですね。100%合致しないと例えることもできないなんて。

  7. 前作は最小回転半径が5.2だったの?クラウンと同じか

  8. 86がまだ新車で買えたころに現役で3台乗り継いだ者ですが、コンパクトで軽い・安いで十分86ですね。当時から86なんてシビックが高くて買えないから買う、そういう車でした。
    新車でも叩き売り、解体屋でも程度の良い車両がゴロゴロしてた時代でしたね。
    ライトウェイトFRだから86とか、漫画の読みすぎですね。そんな車は別に86に限らず存在してましたから。
    操る楽しみなんて腕さえあれば駆動方式なんぞ関係無いですよ、ドリキンに直接聞いてみてください。
    あの当時、ドリキン本人も峠でシビックや92に乗ってFドリしながら「楽しい」と言ってましたし、当時のオプション誌やカーボーイ誌を読む機会があれば読んでみて欲しいですね。
    峠最強の車はセリカの四駆とまで言い切ってましたし、当時のドリフトコンテストでもFR以外で入り口から出口まで流しっぱなしの方が絶賛されていました。
    車の楽しさって、乗ってみないと分からない・スペックだけで判断できない部分っていうのは沢山あるんですよ。この記事が全て正しいとは言いませんが否定されている方々の意見は馬鹿馬鹿しいほど漫画の影響を受けてますね。
    ちゃんと進入時に荷重移動でリアが出せるなら駆動方式は全く関係無いですよ。パワースライドや、サイド引きながらしか流せない人達ほど86信者が多い気がしますね。
    漫画やD1を否定はしませんが最近の86信者は見ていて痛々しいですね。
    86はどう転がっても決してスポーツカーではありませんから勘違いしないで欲しいですね。
    安い・軽い・コンパクト、ただそれだけのベース車両です。面白い車でしたけどもっと面白い車も沢山ありました。
    プレミア付いた馬鹿高い今の86なんて、当時乗っていた者からすると見ていて笑えます。
    86,86と騒ぐ人たちに一度乗ってみて欲しいのがSA22です、機会があれば乗ってみてください。
    妄想から目が覚めますよ。

  9. 86がまだ新車で買えたころに現役で3台乗り継いだ者ですが、コンパクトで軽い・安いで十分86ですね。当時から86なんてシビックが高くて買えないから買う、そういう車でした。
    新車でも叩き売り、解体屋でも程度の良い車両がゴロゴロしてた時代でしたね。
    ライトウェイトFRだから86とか、漫画の読みすぎですね。そんな車は別に86に限らず存在してましたから。
    操る楽しみなんて腕さえあれば駆動方式なんぞ関係無いですよ、ドリキンに直接聞いてみてください。
    あの当時、ドリキン本人も峠でシビックや92に乗ってFドリしながら「楽しい」と言ってましたし、当時のオプション誌やカーボーイ誌を読む機会があれば読んでみて欲しいですね。
    峠最強の車はセリカの四駆とまで言い切ってましたし、当時のドリフトコンテストでもFR以外で入り口から出口まで流しっぱなしの方が絶賛されていました。
    車の楽しさって、乗ってみないと分からない・スペックだけで判断できない部分っていうのは沢山あるんですよ。この記事が全て正しいとは言いませんが否定されている方々の意見は馬鹿馬鹿しいほど漫画の影響を受けてますね。
    ちゃんと進入時に荷重移動でリアが出せるなら駆動方式は全く関係無いですよ。パワースライドや、サイド引きながらしか流せない人達ほど86信者が多い気がしますね。
    漫画やD1を否定はしませんが最近の86信者は見ていて痛々しいですね。
    86はどう転がっても決してスポーツカーではありませんから勘違いしないで欲しいですね。
    安い・軽い・コンパクト、ただそれだけのベース車両です。面白い車でしたけどもっと面白い車も沢山ありました。
    プレミア付いた馬鹿高い今の86なんて、当時乗っていた者からすると見ていて笑えます。
    86,86と騒ぐ人たちに一度乗ってみて欲しいのがSA22です、機会があれば乗ってみてください。
    妄想から目が覚めますよ。

  10. 小股の切れ上がった、ってのは女性を見た表現みたいだね。 良いことを表したい気持ちは十分伝わるけど。 AE86がいい車だってことは分かるし、憧れの1台だったけど、それを基準にして新型車を語られても、ピンとこない。現在となっては軽い事とFR、希少性くらいしか,特長ないでしょう。se