世界の超大型ヘリコプターとは? 米露の現役機から大きすぎて使えなかった試作機まで

さらに上をいくロシア製、200人近くを空輸可能?

 ではCH-53E「スーパースタリオン」こそが世界最大のヘリコプターなのかというと、実は違います。ロシアにはさらに巨大な機体が存在しており、その名をロシアンヘリコプターズ(旧ミル・モスクワ ヘリコプター工場)Mi-26「ヘイロー」と呼称します。

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実用機としては世界最大のミルMi-26「ヘイロー」(前)。ロシア軍の主力汎用ヘリコプターMi-8(後)とは比較にならないサイズ(関 賢太郎撮影)。

 Mi-26の双発エンジンの合計出力は、CH-53Eのおよそ2倍に迫る2万3000馬力にも達し、最大離陸重量は破格の56トン。ペイロードは20トンと、これはC-130「ハーキュリーズ」中型輸送機にもほぼ匹敵します。

 Mi-26の定員は完全武装した兵士82名ではありますが、これはあくまでもカタログスペック上の数字で、実用上はさらに多くの人員を輸送しており、チェチェン紛争では200人近くを空輸したこともあったとされます。また2002(平成14)年には地対空ミサイルによって撃墜され、定員を遥かに超える127名のロシア軍兵士が死亡するという、ヘリコプター史上最大の惨事が発生しています。

 Mi-26は実用上における世界最大のヘリコプターです。しかし、過去ロシアではMi-26をさらに凌駕する超大型ヘリコプターが開発されました。

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コメント

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1件のコメント

  1. なかなか面白い。特に米露のそう