京王相模原線と埼玉高速鉄道、値下げのワケは? 2018年春実施の2社、それぞれの事情

埼玉高速鉄道は通学定期運賃を大幅値下げ

 2018年春、京王相模原線と同様に一部運賃の引き下げが実施される路線があります。赤羽岩淵駅(東京都北区)と浦和美園駅(さいたま市緑区)のあいだ14.6kmを結ぶ埼玉高速鉄道です。

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直通運転先である東急線内を走る埼玉高速鉄道の2000系電車(2009年10月、恵 知仁撮影)。

 同線では通学定期運賃の引き下げが実施されます。大人の1か月あたり通学定期運賃は現行で普通運賃から48.6~50.5%割引されていますが、この割引率を一律60%にするとのこと。たとえば1~3km区間の大人1か月あたり通学定期運賃は、現行6480円から5040円(引き下げ率22.2%)、14~15km区間では現行1万4190円から1万1280円(引き下げ率20.5%)になります。

 決して小さくない額の引き下げを行う背景を、埼玉高速鉄道に聞きました。

――通学定期運賃をなぜ引き下げるのでしょうか?

 沿線の子育て世代を応援するためです。ほぼ全線が地下区間の当社線は、昔からあるような鉄道と比べると建設費が非常に高く、加えて2001(平成13)年の開業当初から全駅にホームドアを設置しているなど安全性も高められており、それらコストを運賃に反映せざるを得ません。そのなかで通学定期運賃を引き下げることで、子育て世代を沿線に呼び込み、地域の開発を促進する狙いがあります。

――建設費の償還にある程度のめどがついたのでしょうか?

 いえ、そういうわけではありません。今回の取り組みは、わたしたちだけでできるところから進めていくものです。

※ ※ ※

 埼玉高速鉄道線は、都心部へつながる東京メトロ南北線、また東急目黒線と直通運転を実施。開業は2001(平成13)年3月で、大人普通運賃は初乗り(3kmまで)で210円、15kmまで470円です。ちなみにJRの場合、初乗り(3kmまで)140円、15kmまで240円です(本州3社内の幹線における大人普通運賃)。

【了】

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コメント

3件のコメント

  1. 京王は競合の小田急が来年 3月に複々線を完成させることを見込んでの措置

    • 小田急線のほうが、現在でも高価格ですけど?
      新宿から多摩センターまで 370円、小田急永山まで340円 ですよね?

  2. 埼玉高速鉄道さん。
    なら通勤定期の方も割引を充実してください。
    そうなれば埼玉高速鉄道に流れる利用者も増えて嬉しいし、自転車も減るから尚更良し。