コインロッカー不足のワケ 外国人の需要増で数減らす? 「ロッカー以外」のサービスも拡大中

外国人旅行者の増加を背景に、駅などにおける「コインロッカー不足」が聞かれます。鉄道事業者も増設に務めているほか、国としても荷物預かりや配送サービスの整備を推進していますが、解消されるのでしょうか。

コインロッカー不要!? 荷物預かり・配送サービス拡大中

 国としては、コインロッカー不足をどう認識しているのでしょうか。外国人旅行者に対する施策を担当する観光庁に話を聞きました。

――やはり、コインロッカーは不足しているのでしょうか?

 統計的な数値は把握していませんが、外国人のお客様が多く利用される場所では、時間帯によっては「ロッカーを使えない人であふれかえっている」といった声があることを認識しています。

――国としてどのような対策をしていますか?

 日中に大きな荷物を持って歩かなくてもよいよう、選択肢を増やす意味で、公共交通機関や店舗、施設に、荷物の一時預かりや配送を行う「手ぶら観光カウンター」を整備しています。こうしたカウンターを新設したり、機能を強化したりする事業者に対して補助金を出すなどしています。

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「手ぶら観光カウンター」の共通ロゴマーク(画像:観光庁)。

※ ※ ※

 このように、コインロッカーの代替手段を提供するような動きは民間レベルにも広がっています。冒頭に触れた「ecbo cloak(エクボ クローク)」を運営するエクボに詳しく話を聞きました。

――サービスが誕生した経緯はどのようなものでしょうか?

 渋谷の街を歩いていた当社の代表が、スーツケースを持った外国人旅行者に声をかけられ、それが入るコインロッカーをいっしょに探したところ、全然見つからなかったという経験が背景にあります。その後、全国的にコインロッカーの状況を調べましたが、やはり需要に対して供給が足りていないと認識しています。

――「ecbo cloak」はどのような人が、どのように利用しているのでしょうか?

 利用者は当初9割、現在でも7~8割が外国の方です。いくつかのメディアにも取り上げられましたが、外国の方のほとんどはSNSを中心とする口コミを通じてこのサービスを知ったようです。利用実態としては、1~2時間程度の一時預かりから、複数日にわたる保管までさまざまで、外国人旅行者のあいだでは、都内から地方へ旅行する2~3日のあいだ預けるという使い方も多いです。

――預かってくれる場所はどのようなところに多いのでしょうか?

 やはり、駅やイベント会場の近くなど、便利な場所に位置する店舗が多いです。当初はこちらから店舗に営業して荷物預かり場を増やしていきましたが、最近では店舗のほうから加盟したいと申し出ていただくケースも増えてきました。ゆくゆくは、預けた場所からさらに、荷物を配送するサービスもスタートしたいと考えています。

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コメント

1件のコメント

  1. 最近はキャリーケースが大型化しつつあるので、コインロッカーでは対応しきれないケースも多い。東京駅やバスタ新宿のように宅配業者が一時預かりをやってくれるケースがあるのでありがたい。飛騨高山などではお土産屋さんが500円程度で一時預かりをやってくれるケースもある。

    是非一時預かりをやってほしい観光地が、長崎だ。特定の宿泊施設に泊まる旅客に限り手ぶらサービスがあるが、その他はコインロッカーを利用せざるを得ず、対応できる荷物も限られてるし、数も充分ではない。キャリーケースを引いて路面電車に乗ったり、オランダ坂を歩いたりなど非現実的だ。誰か手を上げてくれないものか。

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