日本の長距離旅客列車、1000km超は「のぞみ」だけ 在来線のロングラン列車は?

普通列車のナンバー1は乗れない?

 普通列車では根室本線の滝川発・釧路行き2427Dが308.4km。所要時間も8時間19分と乗りごたえのある列車ですが、残念ながら2016年8月、台風によって根室本線の線路が寸断され、以来、一部区間で運休が続いています。復旧が待ち遠しいですね。

 次点は山陽本線の糸崎発・下関行き369Mで、297.2kmです。

 私鉄では、近鉄の京都~賢島間の特急が195.2kmで最長となります。JRほど路線規模が大きくないため、私鉄は長距離を走る列車があまりありませんが、ほかの路線と直通する列車であれば距離を伸ばすことができます。

 たとえば東武鉄道の特急「リバティ会津」は、浅草から会津田島まで東武鉄道・野岩鉄道・会津鉄道の3社をまたいで、190.7kmを走破します。

 なお、一般の旅客は乗れませんが、札幌貨物ターミナル(札幌市白石区)と福岡貨物ターミナル(福岡市東区)を結ぶ貨物列車は、約2100kmもの距離をロングランします。所要時間も福岡発・札幌行きは約43時間と、実に2日近くかけて走ります。

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コメント

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5件のコメント

  1. 差し詰め列島横断鉄道だな

  2. 富士、はやぶさ、日本海、みちのく、はつかり、白鳥、トワイライトエクスプレス・・・時代は遠くなりにけり。

    • ディーゼル急行最長(福井-青森)の しらゆき が好きでした

  3. 列車番号を変えてその先も走り続ける列車は、山手線以外の在来線にもあるはず。もうちょい調べてくれると良い記事になるのに。

  4. のぞみの走行距離1069.0kmとあるが1174.9の間違いかと