空自導入? 電子戦機EA-18G「グラウラー」とは なぜ「本気度高め」といえるのか

自衛隊が導入する意味は?

 近年、地対空ミサイルの進歩はすさまじく、地対空ミサイルで十分に防護された目標に対しての航空攻撃は自殺行為といってよい状況です。過去にはF-117ステルス攻撃機でさえ撃墜されています。したがってEA-18Gのような電子戦機は戦闘機や攻撃機を他国へ侵攻させるためには必須ともいえる存在です。

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ウェーク島近辺を飛行する米海軍のEA-18G「グラウラー」(写真下)とF/A-18F「スーパーホーネット」。翼端の電子戦ポッドの有無で判別しやすい(画像:アメリカ海軍)。

 これを自衛隊が導入する意味はどこにあるのでしょうか。昨今広く議論されるようになりつつある「敵基地攻撃」、すなわち北朝鮮の弾道ミサイルを地上で撃破する作戦をにらんだ装備である可能性は大であると言えるでしょう。

 また従来の専守防衛に基づく対中国をにらんだ離島防衛においても、EA-18Gは大きな意味を持ちます。自衛隊には地対空ミサイルを陸揚げされてしまった場合、これを排除するための装備がありませんでしたが、EA-18Gならば可能になります。さらにEA-18Gはさまざまな手段で相手のレーダーや通信を無効化、ないし性能を減じられますから、現在航空自衛隊において戦力化を目指し導入が進んでいるF-35A戦闘機のステルス性能を強化し、その能力を数倍にも引き上げることができるようになります。

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コメント

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5件のコメント

  1. アメリカ海軍、オーストラリア空軍ともにFA-18を使っているから使っているのでしょう。
    FA-18を使っていないのにこんなの導入したら、そのための点検補給機材が必要になって維持管理が大変でしょう。
    まず、導入ないと思います。

  2. 初期型の15に魔改造してGの中身だけ積む方が使えそうな気がする。

  3. 実際の対地攻撃はF2が中心なのでは?

  4. たしかに、電子機器さえグラウラー同等ならプラットフォームはF15でもF2でもいいのかもしれませんね

  5. 日本の防衛には、敵がミサイル等を発射すると間髪入れずに敵の軍事基地を徹底的にピンポイントで破壊する必要があります。その為には、EA18やトマホークなどの導入は必要です。防衛だけでは、日本は焼け野原になります。敵は無差別攻撃をして来ますから、大勢の日本国民の生命が奪われます。