米で人気の国内自動車パーツメーカー、その背景 各社に聞いた「選ばれる理由」とは

人気の背景に長い歴史あり

 アメリカにおけるTOYO TIRESの人気にはどのような理由があるのでしょうか。東洋ゴム工業広報室に聞いてみました。

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米「SEMAショウ」における「TOYO TIRES TREADPASS」展示スペース。(2017年11月、加藤博人撮影)。

「弊社は1966(昭和41)年に日本国内業界のなかでいち早く米国に現地法人トーヨータイヤ・ノースアメリカを設立し、翌年には日本のタイヤメーカーとして最初に『米国自動車安全基準』の認定を取得しました。2005(平成17)年度末からは米国ジョージア州の単独生産拠点にてタイヤの現地生産を開始し、現在までにライトトラックやSUV、ハイパフォーマンス車向けタイヤを中心に約3500万本のタイヤを生産してきました。北米大手業界誌「TIRE REVIEW」の調査では総合評価、品質面でたびたびNo.1を獲得しています。アメリカの大型SUV用タイヤはガラパゴス化が進んでおり、当社のタイヤ製品『オープンカントリー』がマーケットに合っているのでしょうね。また近年はシェールオイルの台頭もあって原油価格が下がり、(燃費が悪くて敬遠されていた)SUVやライトトラックの販売台数が盛り返していることも影響していると思います」(東洋ゴム工業広報室)

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東洋ゴムのブランドNITTOもアメリカではハイパフォーマンスモデル用タイヤとして人気(2017年11月、加藤博人撮影)。

 アメリカでのトーヨータイヤ人気は実は長い歴史と実績に基づいていたのですね。米国で人気のマツダ「RX-7」やホンダ「シビック」、トヨタ「スープラ」、日産「スカイラインGT-R」をベースとしたJDMなチューニングカーにはやはり、TOYO TIRESのロゴが似合っていますね。

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