「青春18きっぷ」で特急、新幹線も!? 「特例」と「オプション券」の活用法
新幹線に乗れる「オプション券」って?
本州と北海道を結ぶ青函トンネルの区間は現在、北海道新幹線となっており、普通列車は走っていません。ただし、この区間を乗車するための「オプション券」が販売されています。
青春18きっぷ北海道新幹線オプション券
「青春18きっぷ」とは別に「青春18きっぷ北海道新幹線オプション券」を購入することで、次のことが可能になります。
・北海道新幹線 奥津軽いまべつ~木古内間で普通車の空いている席を片道1回利用できる
・道南いさりび鉄道(木古内~五稜郭)の普通列車を片道1回利用できる
道南いさりび鉄道の列車はすべてJR函館本線に乗り入れ、函館駅に発着するので、「青春18きっぷ」と「オプション券」で奥津軽いまべつ~函館間の移動をカバーすることができます。ただし、次のような条件があります。
・「オプション券」の使用は「青春18きっぷ」を携行している場合のみ
・木古内~五稜郭間は通過利用のみで途中下車は不可
・北海道新幹線と道南いさりび鉄道の利用は同日に限る
「オプション券」の購入期間、利用期間、購入できる場所は「青春18きっぷ」と同じです。1枚の値段は2300円で、ひとり1枚有効。同行者がいる場合は、その人数分のオプション券が必要です。なお、奥津軽いまべつ~(北海道新幹線)~木古内~(道南いさりび鉄道)~五稜郭間を通常利用した場合の料金は4920円(北海道新幹線は通常期の普通車指定席)です。
北海道新幹線の奥津軽いまべつ駅には、JR津軽線の津軽二股駅(いずれも青森県今別町)が隣接しています。青森駅から津軽二股駅までは70分程度、奥津軽いまべつ駅から木古内駅までは北海道新幹線で36分程度、木古内から函館までは1時間程度です。ただし、JR津軽線、道南いさりび鉄道ともに、新幹線との乗り継ぎに1時間以上の間隔が空くこともあります。
ちなみに、「青春18きっぷ」利用者に向け、JR以外の鉄道会社が独自に特別なきっぷを販売するケースもあります。旧JR鹿児島本線を継承した熊本県、鹿児島県の海沿いを走る第三セクター鉄道、肥薩おれんじ鉄道の「おれんじ18フリーきっぷ」です。当日有効の「青春18きっぷ」を提示した場合のみ購入が可能な、当日有効の線内乗り降り自由きっぷで、通常の「1日フリー乗車券」が大人2880円のところ、2060円で販売されます。発売期間や利用期間は「青春18きっぷ」と同じです。
【了】
青春を味わったと言える瞬間なんて無かったな…
どこへ行っちゃったんだろう俺の青春
(あったのかなあ?)
青春18きっぷの「オプション券」の購入期間、利用期間、購入できる場所は「青春18きっぷ」と同じです。と記事にはありますが、間違いです。
購入期間が同じではありません。
オプション券は、青春18きっぷの購入が終わった後でも、購入できます。
記事の誤りを訂正してください。
迷惑がかかります。