いまや絶滅危惧種 ディスコカーや展望車もあるJRの「ジョイフルトレイン」、その未来は

かつてJR各社が所有していた「ジョイフルトレイン」。団体貸切列車や臨時列車に利用され、多くの鉄道ファンからも人気を集めましたが、そのほとんどが既に引退。いまや「絶滅危惧種」となっています。

ジョイフルトレインという存在がニーズに合わなくなってきた

 四半世紀以上にわたって多くの乗客を楽しませてきた「ゆう」ですが、実は引退がささやかれています。老朽化に加え、ジョイフルトレインという存在がニーズに合わなくなってきたのが、その理由です。

 国鉄(現・JR)では昭和30年代から、従来の客車を改造したお座敷車両を各地で製作。団体旅行などで使用していました。

 本格的なジョイフルトレインの第1号とされているのが、1983(昭和58)年に登場した「サロンエクスプレス東京」。車内はソファを設置した個室構成で、編成の両端には特大の窓を備えたフリースペースがありました。

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JR西日本が1988年に発行したジョイフルトレインのパンフレット。鉄道ファンには懐かしい車両が満載だ(伊原 薫撮影)。

 ほぼ同じ時期に、大阪でも「サロンカーなにわ」がデビュー。この車両は個室構成ではなく、2+1列のゆったりとしたリクライニングシートが設置されました。かつて超特急「燕(つばめ)」などに連結された展望車を思い出させる展望スペースは、多くの乗客や鉄道ファンを魅了しました。

 国鉄からJRになった1980年代後半には、多くのジョイフルトレインが登場。このころはバブル全盛期で、団体列車での社員旅行やツアーも多く、これらジョイフルトレインは大いに活用されました。

 例えば、JR西日本が1988(昭和63)年に制作したジョイフルトレインのパンフレットでは、「スーパーサルーンゆめじ」「アストル」「ゆうゆうサロン岡山」など、16種類のジョイフルトレインを紹介。和風・欧風・展望車など、編成も1両だけのものから最大7両まで、団体客のニーズに応じてさまざまな種類があったことがうかがえます。

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コメント

2件のコメント

  1. 全国各地に増えている観光列車もジョイフルトレインだけどね

    ジョイフルトレインというのは楽しい列車という意味だから

  2. 観光列車も貸し切り利用やツアー利用でかつてのジョイフルトレインと同じ利用ができるものが多いだろうし

    むしろ個人利用がしやすくなって、私鉄や三セクも導入しているあたり、衰退ではなく一般化という進化をしただけではないかと思う

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