小田急の新ロマンスカー「GSE」ここが注目! 乗って分かった新サービスの面白さ(写真14枚)

前面展望席からの景色も上下に変化

 このまま箱根に行って温泉にでもつかりたい気分ですが、試乗列車は新百合ヶ丘駅から多摩線に入り、終点の唐木田駅の先にある車両基地に向かいます。ちょっと残念な気もしますが、3月17日(土)からの営業運転では多摩線に入ることはありませんから、貴重な体験といえます。

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前面展望席の窓も大型化。上の方が見えやすくなった(2018年2月、草町義和撮影)。

 試乗会の参加者は複数の班に分けられ、各班ごとに指定された時間内で先頭1号車の前面展望席を見学、撮影しています。展望席に近づくのもはばかられるような状態。そこで後方7号車の前面展望席に向かいました。こちらも見学や撮影の人がいたものの、1号車ほどではありません。

 展望席の最前列に腰掛け、前面の展望窓から眺めてみました。展望窓も大きくなっていて、「VSE」に比べ上の方の見通しがよくなった印象です。「LSE」と違って窓の中央に細い柱がないのも外の景色を見やすくしています。

 ただ、「LSE」が前面展望窓から側面の窓へ連続するように配置されているのに対し、「GSE」は前面展望窓と側面の窓の間が太い柱で分かれています。左右方向の見通しは「LSE」の方がいいかもしれません。

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7号車の展望席から後続の通勤電車を眺める。
展望窓の両脇は柱が太くなっている。
「LSE」の前面展望席。細い柱が多数あるが前面と側面の窓が連続している。

 7号車の前面展望席も試乗会参加者の出入りが多く、あまり長居できません。やむなく3号車の自分の席に戻り、側面の窓から外の景色を見ることにしました。ふと座席背面の下の方を見ると、Wi-Fi接続に関する案内がふたつ記されています。ひとつはインターネット接続に関する案内。もうひとつは「GSE」オリジナルコンテンツの案内です。

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コメント

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4件のコメント

  1. 正面左右のグレーが気になってしょうがない。
    黒にすれば目立たなくてパノラマ感があったと思うのだが、理解できない。
    それと全体的にのっぺりした感じがしてLSEのような「ロマンスカー」って感じがしない。
    こりゃブルーリボンは無理かな。

    • いや、多分ブルーリボンは獲れると思う。
      今のところ、聞いている限りあの流線型のフォルムは概ね好評だ。
      ブルーリボンよりもグッドデザイン賞の方が先か?

    • 「これぞロマンスカー」と思わせる特徴がなく、他社の最新型特急車両となんら変わらない点を審査する側がどう判断するかだね。

      もし西武の新型特急車が今年度中にデビューしていたなら間違いなくそっちに奪われていただろうが、いまのところはライバル不在で独走態勢。

      しかしながら正直、ブルーリボン賞はコアなファンが審査することになるので、「該当車両なし」の得票に負けたという理由での選外は少なからずあると思っている。
      EXEのときも、車両別の得票ではトップだったが「該当車両なし」の得票がそれをも上回ったことからブルーリボン賞を受賞できなかった。

      グッドデザイン賞はお役所と業界団体の出来レースだし、あくまでもあれは「工業製品」としての評価なので、ブルーリボン賞ほど価値はない。

  2. こりゃ機関車で牽引されりゃ格好いいかもね